読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

皇居東御苑の風景を描く

2012年06月25日 | 水彩画

◇ 「天神濠の石垣
  先週の写生会で描いた一枚。
  濠の水面と映り込んだ石垣と新緑が狙いであったが、さて結果は。
 石垣をこのように丹念に描いてよいのか。一部を描いて全体を想像させるというのが
 真っ当な描き方と思うのだが、根がいい加減ではないのでついまともに全部描いてし
 まう。
  石垣は形がまちまちで、それをうまく組み合わせてゆるぎない堅固な垣に組み上げ
 ていくのは手の抜けない仕事である。その結果は組上がった石垣を観るとよく分かる。
 石は形だけでなく色も違う。また、陽に当たった個所と日陰の個所では表情も違う。
 そんな石垣が水面に映り込んで、その上に木々の緑が同様に重なって映り込む。静か
 なたたずまいがそこにはあった。
  左側の枝の葉群が水面に映り込んでいたがうまく表現できなかった。水面も時々刻々
 と変わる。時折風が吹いたりするし、日差しの方向も変わるから。その一瞬をとらえて
 固定化するわけだが、一番描きやすい場面が次には変わっていて苦労する。
   

    
   
    Clester F6

  (以上この項終わり)

コメント
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