読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

上高地・穂高連峰を描く

2012年11月10日 | 水彩画

◇ 冠雪の穂高連峰

   

        Clester F8

              先月10月25日に訪れた上高地は快晴に恵まれ、穂高連峰は数日前の初冠雪で絵葉
       書のようなかっこよい姿を見せていた。
           河童橋周辺では数人の人たちが絵を描いていた。ほとんどが油絵。余程腕に自信がないと
            あの場所で絵を描く勇気はない。
             帰りの時間もあり明神池までの周遊コースをやや急ぎ足で歩いたたのでスケッチをする時
            間はなかった。感動した雰囲気をしっかり脳裏に焼き付け、数枚の写真を撮って帰った。

             さて、余程時間的に余裕がないと絵を描く気分に慣れないので漸く2・3日前から着手した。
           冠雪部分と白樺の木・葉などはマスキングをした。冠雪とはいえ岩の部分はむき出しになっ
           ていて丁寧に描けば随所に岩があるのだが、大胆に雪を冠らせた。
             西穂の手前の山の常緑樹の間には紅葉した落葉樹がちらほら混じっている。アクセントと
       して欠かせないがうまく入れるのが難しい。
             一番苦労したのは梓川の流れ。川自体は深くはないので流れの色が一体でない。下の石
           まで見える清流であり、その石自体が貴重な素材なのだが、余り丁寧に描き込むと全体の
           バランスを崩してしまいそうでつい単調な流れにしてしまった。
  
                                                                                              (以上この項終わり) 

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