和やか-散歩

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ノーカントリー

2008年08月17日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ノーカントリー』
---NO COUNTRY FOR OLD MEN---
2007年(アメリカ)

監督: ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 

出演:演: トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン 、ケリー・マクドナルド 


 人里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス(ジョシュ・ブローリン)。
複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、危険と知りつつ持ち帰ってしまう。
その後、魔が差したのか不用意な行動を取ってしまったばかりに、冷血非情な殺人者シガー(ハビエル・バルデム)に追われる身となってしまう。
モスは、愛する若い妻カーラ・ジーン(ケリー・マクドナルド)を守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。
一方、老保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ )もまた、モスが最悪の事件に巻き込まれたことを知り彼の行方を追い始めるが、モスを保護できないまま、死体ばかりが増えていく事態に直面し、苦悩と悲嘆を深めていく…。
(allcinemaより)

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2007年度のアカデミー賞作品賞ですね。
昨年、一昨年の作品賞は??だったのですが、この作品は!!でした。
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン の監督賞も納得です。ヽ(^o^) 


麻薬取引の金を掠め取った男と、その男を狙う殺人鬼、そして保安官。
その三者の追いかけっこ的な息の抜けない展開が見事でした。
ブシャっと来る殺人の音も怖いのですが、音のない静かな足の運びがもっと怖い。
音のないシーンの怖さは背中がゾーォとします。

老保安官エド・トム・ベル演ずるトミー・リー・ジョーンズが見せる苦悩のシーンが印象的です。
殺人鬼シガーが坦々として歩き去る後姿は、ハンニバル・レクターを重ねてしまいました。
この殺人鬼、まだまだ活躍しそう・・・。

アメリカの終焉を嘆くような役が、やけにピタッとはまるトミー・リー・ジョーンズが良かったです。

ジョシュ・ブローリン、私には印象の薄い俳優なのですが色々な映画に出ていたんですね。ダイアン・レインのご主人だそうな。
 
 
コメント (6)
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