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グラン・トリノ

2009年05月19日 | こんな映画見ました~(洋画)
『グラン・トリノ』
---GRAN TORINO---
2008年(アメリカ)

監督:クリント・イーストウッド
出演: クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー 、クリストファー・カーリー


長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド )。
いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。
自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。
そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオ(ビー・ヴァン)と不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。
彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。
タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。
(allcinemaより)


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イーストウッドに泣かされた映画です。
う~ん、胸に突き刺す作品です。

戦争で負った心の傷を癒すことが出来ずに老いる自分への苛立ちが、周りの人たちとの壁を作ってきたウォルト。
その偏屈老人を演ずるクリント・イーストウッド。
素敵、素敵過ぎです!

ふとしたことから隣人のアジア人の男の子タオとかかわり、心を寄せていくという展開の見事さは、本当に素晴らしいです。
余命幾ばくもないことを知るウォルトは、戦争で負った心の傷をえぐるかのように、立ち向かう姿には心から酔わせてもらいました。
涙、涙で席を立った私。
俳優イーストウッドとのお別れでした。
でも、本当にスクリーンでは会えないの?
彼の作品を、彼以上に演じることが出来る俳優が出てくることを期待しています。

 


コメント (10)
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