『ぼくの神さま』
---Edges of The Lord---
2002年(アメリカ)
監督:ユレク・ボガエヴィッチ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ウィレム・デフォー
1942年秋。ポーランドの街クラクフにもナチスの軍隊が侵攻し、ユダヤ人の強制連行が始まっていた。
ユダヤ人の少年ロメック(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は愛する両親と別れひとり小さな村へと預けられる。
預けられた農夫の家には二人の兄弟がいた。
ロメックと年齢の近い兄ヴラデックが好意的でないのとは反対に、心優しい弟トロ(リアム・ヘス)はロメックに温かく接するのだった。
ユダヤ人であることを偽り、カトリックとして生活しなければならなかったロメックだったが、美しい自然に囲まれ、村の少年たちと楽しい毎日を過ごすのだった。しかし、そんな村にもナチスの暗い影が忍び寄っていた。
(allcinemaより)
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私のオススメリストに上げておきながら、記事がなかったので再見しました。
以前見たときは、ハーレイ・ジョエル・オスメントやその他の子役達の立派な演技と、ウィレム・デフォーの彼らしくない役の演技に惹かれて感激したのです。
しかし、再び見てみるとかなりの社会派の色濃い映画だったのですね。。。
ナチの残酷さとオスメント少年の清楚さが対照的で、心が痛む作品でした。
トロを演じた少年も素晴らしかったです。
心優しいトロが、だんだんおかしくなっていく過程が、戦争で狂った時代を浮き立たせています。
神父が御聖体を与えるとき、端っこの洗礼を受けてない部分をロメックに与えるシーンがいいですね・・・。