『ノーマ・レイ』
---NORMA RAE---
1979年(アメリカ)
監督:マーティン・リット
出演: サリー・フィールド、ロン・リーブマン、ボー・ブリッジス
希望も理想も無い女性が労働運動に関わり、次第に一人の自立した女性へと成長を遂げていく社会派ドラマの秀作。
アメリカ南部の紡績工場に勤める女工ノーマ(サリー・フィールド)はだらしの無い性格の低所得者だった。
そんな彼女の家にルーベン(ロン・リーブマン )と言う男がやってくる。
彼は全米繊維組合から派遣された労働組合作りの活動家で、彼女の働く工場に組合を結成するためにやってきたと言う。
何とは無しに彼との交友を深めて行くノーマだったが、彼に感化され次第に組合結成に協力していく。しかし組合を作られては困る会社側は汚い手を使って圧力をかけて来るようになる……。
それまで可愛いヤンキー娘と言う印象が強かったサリー・フィールドにとって、79年アカデミー主演女優賞やカンヌ映画祭主演女優賞をもたらした記念的な作品。お易い感動編になる事を避けた抑揚の効いた演出も良い。
主題歌『流されるままに』 - It Goes Like It Goes - もアカデミー受賞。
(allcinemaより)
ブログ開設以前に見た映画で印象的な作品。
やっと再見しました。
サリー・フィールド、好きな俳優でよく見ているのだと思っていたのですが、主演映画は意外に少ないのですね。
「ソープディッシュ」とこの「ノーマ・レイ」くらいしか思い浮かびません。
ポール・ニューマンの「スクープ・悪意の不在 」の出演が、私には一番印象的です。
この映画では彼女がこ~んなに熱演していたのですね。。。
労働組合を結成していくという社会派ドラマで、労働者の立場を守るために立ち上がる困難と過程が伝わってきました。
でも初めて見たときより、感動が少し薄かったというのが、今回の感想です。