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ドレスデン、運命の日

2010年06月08日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ドレスデン、運命の日』
---DRESDEN---
2006年(ドイツ)

監督:ローランド・ズゾ・リヒター
出演:フェリシタス・ヴォール、ジョン・ライト、ベンヤミン・サドラー 


 これまで、第二次世界大戦に対してはナチスが行った戦争犯罪を踏まえて、おもに加害者の立場から歴史の検証と反省が進められてきたドイツ。
そして、戦後60年を経てようやく少しずつ加害者・被害者の立場を越えて、戦争が引き起こす悲劇そのものに目を向ける気運も芽生え始めきたといわれる。
本作はそうした流れの中、第二次世界大戦末期の“ドレスデン空襲”という悲劇を初めて真正面から取り上げ話題となった戦争叙事詩。
イギリス軍による壮絶な空爆で、一夜にして廃墟と化したドレスデンの街を舞台に、婚約者がありながら敵国の負傷兵と恋に落ちるヒロインの波乱の運命を描く。
監督は「トンネル」のローランド・ズゾ・リヒター。

第二次大戦末期の1945年1月。
美しい文化都市ドレスデンにも戦火の脅威が迫っていた。
父が営む病院で看護婦として働くアンナ(フェリシタス・ヴォール)は、次から次へと運ばれてくる患者の対応に追われながらも、恋人の外科部長アレクサンダー(ベンヤミン・サドラー)を献身的に支えていた。

そんなある日、アンナは病院内に身を隠していた兵士ロバート(ジョン・ライト)と出会う。負傷している彼を脱走兵と勘違いしたアンナは、彼を匿いつつ傷の手当てをする。
やがてロバートが憎むべきイギリス兵だと気づいたアンナだったが、思いがけず彼に心惹かれてしまうのだった。
(allcinemaより)



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ドイツでは、2006年3月5日および6日にZDF(第2ドイツテレビ)にて放映されたテレビ映画で、劇場公開はされていないのだそうです。
日本では2007年4月に公開されているようですが、私はTV放送で鑑賞しました。

1945年東京の下町もそうですが、第二次大戦で大空襲に遭った街です。
東京はアメリカにドレスデンはイギリスによって襲撃されました。
歴史的な建物も多く、空襲に遭うことはないと思われていたそうです。

映画にも出てきた聖母教会は、粉砕された建物の石を人民がナンバリングしておいて、組み立て直したというから、驚きです。
1989年ドイツ統一後再建が進み、2005年に完成されました。

私達が見る第二次戦争後の戦争映画は、ドイツというとユダヤ人虐殺が映画のテーマになってしまい、ドイツ国民の戦争の苦しみはなかなか表立って来ないですが、この映画は普通の人々目線での戦争の苦しみが描いてあります。


コメント
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