今日は立春。 そして大安でした。
立春の日の早朝、禅寺の門前に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります。
この文字は、縦書きすると左右対称になり一年間災難にあわないというおまじないです。
お寺でこの文字を書いたお札を授けてもらって家に貼る方も多く見かけます。
昨日も書いたように立春は旧正月とは関係ありません。
でもこの立春大吉は「謹賀新年」と同じような意味になるそうです。
八十八夜、二百十日、二百二十日など、雑節の起算日(第1日目)となっていて
そういう意味では一年の始まりとなると考えると変な話でもないのです。
そのわりに社寺仏閣では立春祭より節分祭をやるようで、奈良でも
元興寺「節分柴燈護摩会」、安倍文殊院「 節分銭ぶつけ厄払い法要」、長谷寺「節分大黒天祭」飛鳥坐神社「おんだ祭」、東大寺二月堂 「星祭り」、興福寺「追儺会」、春日大社「節分万燈籠」
などの催しがあり、立春は大きなイベントではなく秘かに祝われます。
昨日の記事の続きで我孫子山観音寺の画像をUPします。
お参りを済ませると厄年(前・本・あと)にあたる方達は御祈祷の受付に。
昨日もひっきりなしに大勢の人々が並んでいました。
順番が来ると放送で名前を呼んでくれます。
護摩焚き祈祷の背後で山伏が剣を振り上げて祈祷し、頭にピタッ!と「エイッ!!」との
掛け声とともに当てて厄除けをして守護符等を授けてくれます。
祈祷までしない方でも厄除開運護りなどを頂いて帰る方が多いです。
摂社詣りも地味ながら ビンズルさん(賓頭盧尊者:お釈迦様の16人の偉い弟子
(十六羅漢)の一人)の像の前など延々と順番待ちの列が出来ていました。
参道は露店がずらりと並び大阪市営地下鉄・御堂筋線あびこ駅からJR阪和線・我孫子町駅
までと寺を取り巻く道路を埋め尽くします。
露店はこんな感じ