今朝、廊下の向こうの部屋からの呻き声で目が覚めました。
5時半には朝の支度をしている相方の声でした。
うん? と時計を見ると5時45分。
とにかく部屋を覗いてみると床に仰向けに寝っころがってウゥウゥ言ってる相方。
チョイと化粧をしかけて横を向いて前を向いた途端、景色がグラッと揺らいだとかで
オ・カ・シ・イ! と思って床に寝転んだらしい。
まあそれからは40分ほど天井がグルグル回って起きられませんでした。
結果を先に言うと市民病院が開くとともに耳鼻咽喉科や内科で今日出来る限りの
検査で三半規管から脳内部まで調べてもらい、点滴を受けるなどして夕方には
普通の生活に戻って何事もなかったようにしています。
原因は・・・残念ながら今日の検査ではハッキリとはしませんでした。
不思議ですねぇ。
で、朝に戻ります。
『救急車を呼ぼうか?』という問いかけに「うーん、ちょっと様子を見てから」と意識はしっかりとして
返答していたので、とりあえず頭からくるものではなさそうだと考えました。
ただ、素人判断で取り返しのつかないことになってもいけないと思い
奈良県救急安心センター相談ダイアル #7119 に電話しました。
これは各都道府県に設置されていて救急車を呼ぶかどうか迷った時にかける電話です。
家の固定電話から掛けましたがつながりません。 2度かけなおし、都合3回かけましたがダメ。
すぐに気付いたのが光ファイバーの電話なのでIP電話なのだということ。
プッシュ回線や携帯電話ならこの#7119 でいいのですが、ダイヤル回線やIP電話では
つながらないのです。
それで0744で始まる番号にかけますと一発でかかりました。
みなさんもこういう時自宅の電話がどういう回線か確かめておくことが大切だと思います。
それでに救急安心センターつながるとまず総合受付につながるんですね。
ひととおり症状を話したら”診療相談ですか?救急要請ですか?”と尋ねられました。
コチラとしては救急車を呼ぶのがいいのか?何らかの処置を施すのがいいのか迷ってかけたのに
分からんからかけてんねんやん! と言いたかったので そのまま言いました。
あくまでも冷静沈着な受付嬢は ”看護師に代わります” と述べてすぐに切り替わりました。
次に出た看護師さんは非常に的確に 【熱はありますか?】 【頭痛はありますか?】
【嘔吐はありますか?】 【手足のしびれや震えは?】などと次々に質問してくれて、
すぐに動かしたりせずに近くのかかりつけが開院するまで様子を見て、介護の方がひとりで連れて
行けないようであったり、それまでに症状が悪化したり急変した時は救急車を要請してください。
安静にしていて開院時間に連れて行けそうであれば先ず内科に、次いで耳鼻咽喉科にも
と丁寧に教えてくれたので、こちらとしても初めてのことに落ち着けました。
市民病院が近くにあって内科はもちろん耳鼻咽喉科もあるというと、そこへ行ければ最善です。とも
言ってくれました。
すぐに救急要請しても良かったのですが、本人の意識がシッカリしているのと眩暈ですぐに動けない
そして、どこへ搬送されるか? その時の受け入れ態勢によっては元気な自分すら帰るに帰れ
なくなってしまっては大変だという思いが頭を巡りました。
仕事の方は午前中は司法書士さんとの面談、午後は見積書のお届けというフレキシブルな予定の
1日だったのが幸いして、開院直前の市民病院に連れて行き、車いすを押して診察や検査まで全て
付き添えたので相方も心細くはなかったようで助かりました。
予定していた仕事も検査の時間や点滴の時間を利用して何事もなくこなせてよかったです。
熱中症や地震、集中豪雨なども含めてこういう場合、緊急連絡先が把握できているか?
救急車が間に合わない場合でも病院までのルートや交通手段が確保できるかなど、今一度
確認しておくことは大切なことです。
その時パニックに陥らないようにある程度の準備は必要だと再確認しました。
特に電話がつながらないなんてことは初期パニックになる恐れがあります。
特に#で始まる短縮ダイヤルは要注意。 携帯でかからない場合もあります。
むやみやたらに救急車を呼ぶのも、逆に素人判断も大変なことになりやすいので注意です。
いざと云う時のために。