昨日に続いて田原本町清掃工場から北東へ向けて走り出して三宅町を通り抜け
近鉄橿原線石見(いわみ)駅から東へ進むと唐古(からこ)・鍵(かぎ)遺跡
に辿り着きます。
初瀬川と寺川に挟 まれた沖積地に営まれた弥生時代の環壕集落の跡で、 環壕
遺跡としては近畿地方では最 大、全国的にも佐賀の吉野ヶ里に次ぐ30㌶の広
さを持っています。
ここは何度となく見ておりますので今回は距離を稼ぐ意味でもパスしてもう
少し走りました。
右手(南)に統廃合によって廃校になった奈良県立志貴高校の建物が見え、
左側に小高い土地が見えたので、何だろう?と行ってみました。
あん?埴輪のような物や
近代的なアスレチックスみたいな? ミスマッチと言うかアンバランスと
言うのか?
不思議な公園で、【しきのみち はせがわ展望公園 出会いの広場】の石碑が
ありました。
『はせがわ』と言うのは桜井市の長谷寺付近を流れて大和川に流れ込む初瀬川
のことを言い、万葉集にもよく歌われている川のこと。
そこから下流側を見ても何もなさそうなので、旧高校の南側上流方向へ回り込むと
櫓が建っています。 どうするの? 登るしかないでしょう?
眺めは北東から若草山(奈良公園付近)
東へ天理市は標高586mの竜王山
南は万葉の大和三山
そして南西の北葛城方面は耕作地帯が広がります。
西は法隆寺の斑鳩エリアから松尾寺・矢田寺の矢田山(大和郡山市)方面
そしてぐるっと回った北西部は近畿のテレビアンテナ塔が立ち並ぶ生駒山
盆地一周がパノラマで望めるかつての歴史の真ん中に立った気分です。
いやあ~、サイクリングって本当に楽しいですね (〃'▽'〃)