昨日・一昨日と貝塚市の山里にある施設について記しました。
たまたまそちらの方へ行く仕事があって、人の噂に聞いていた場所に寄っただけで特にその施設に
知り合いが居たり恩義を感じていたなんてことはありません。
まあ、米粉パンという食べ物に釣られたのがあるかも知れません。
仕事の用事は終わって立ち寄ったので地元へ引き戻るわけですが、お昼時を少し過ぎたばかり
だったのでチョッと寄り道をしたくなりました。
ホンネから言うとインターチェンジに戻る途中にある奥水間温泉にでも立ち寄って、日帰り入浴
なんてやりたいところなのですが、あまりに天気が良くて「そんなにのんびりしてもイイ?」という
真面目な方の心と「そこが自営業の特権!ちょっとぐらいエエやんか」という邪気の心とが出て、
結局その中間をとりました。
というのが 通称;水間観音。
龍谷山 水間寺 というのが正式な名称です。
ほとんど記憶にない幼少期にハイキング好きな父に連れて来られたことがあると思うのですが
一度寄りたいと思っていたお寺です。
病床の聖武天皇の夢に現れた観音菩薩を求め、行基が2つの川が合流する「水間」にやって
くると観音の化身である16人の童子に遭遇、誘われて滝に向かうと竜神が現れ聖観音像を
授けられたと伝わっている。
天平16年(744年)行基菩薩開山の天台宗(総本山:比叡山延暦寺)のお寺です。
由来や「お夏・清十郎」の話はお寺のホームページを見てもらうとして、境内の風景だけを
アップします。
御本尊は聖観世音菩薩で本堂の裏へ回ると普賢菩薩が祀られています。
睡蓮が一輪だけ咲いていました。常寂光堂は先祖供養や水子供養のためのお堂です。
全部で13のお堂があります。 お浄財が沢山要りますね。
三重塔は開基当時は多宝塔で多宝如来を安置したようでしたが天正の兵乱に焼失
したので萬治年間に改めて三層の塔を建て、釈迦仏の像を安置したそうです。
現在の塔は、天保5年(1834年)に岸和田藩主 岡部長愼により再建されたもので、
明治以前に建てられた大阪府内唯一の三重の塔なのだそうです。