くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

冷え切りました。

2016年01月26日 23時27分30秒 | 季節の話

猛烈寒波は日本の日本海側ばかりでなくUSAのニューヨークやら首都ワシントンも麻痺させ
台湾では多くの死者が出てしまう事態になってしまいました。

わが町では特に雪に埋もれることもなく、ほとんど無事に明日からは温かさが戻って来そう
です。

でも、今朝の冷え込みには驚かされました。

朝の窓から山の上を見上げた時には、よく見ないとわからない程度しか雪もなくてホッと
しました。
で、視線を下げていくと向こうの3階建てのマンションの屋根が真っ白! アチャチャ!
横へ視線を向けても戸建ての2階の屋根は、これまた真っ白!
恐る恐る駐車場を見下ろすと車の屋根もフロントガラスも真っ白!
幸いなことに雪ではなくゴッツイ霜のようで地面は白くなっていませんでした。

それにしても差し込むほどの寒さでした。

 

この29日〜2月2日、奈良県が世界遺産の平城宮跡(奈良市)で
「大立山(おおたてやま)まつり」 を開催することになっています。

平城宮跡を巡行する大立山のイメージ画像。背景は大極殿=奈良県提供

大立山とは四天王をかたどった巨大な人形のことで「青森ねぶた祭」がモデルになっています。
何故か奈良の物ではなく和歌山県・金剛峯寺(高野山)の四天王立像(重文;持国(じごく)天・
増長天・広目(こうもく)天・多聞(たもん)天)をモチーフに、これまた県のマスコットキャラクター
「せんとくん」を手掛けた彫刻家の籔内佐斗司さんのデザインというから、「どこが奈良やねん?」
という気がするのも僕だけでは無いようですが・・・。

「立山」は人形などの作り物を指し、奈良県内では立山を作って厄を落とす風習があるそうで
当市の北隣、北葛城郡広陵町の「大垣内(おおがいと)立山祭」は地蔵盆の祭りとして観光客を
集めていたそうだが、江戸時代以降の行事で、奈良時代とのつながりは希薄だそうだ。

人形制作費など事業費2億円の税金を投入してのイベントに、県議会の審議では「偽のねぶた
祭りで人を呼べるのか」などとコンセプトや集客力への厳しい指摘が相次いだようだ。

平城京天平祭ファンの僕としては平城宮跡のイベントとして良いとは思うものの、荒井正吾知事
の言う「宿泊など経済効果は11億円との試算」というのは眉唾物だと思わざるを得ない。

民間で観光振興に取り組むNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の鉄田憲男専務理事も
冬のイベント自体には賛成だが、広陵町の立山祭は地域住民の祭りで、皇居跡である平城宮
跡とはどうもマッチしない。  2億円という金額は過大に感じる」と話されている通りだと思う。

県民ですらこの開催を知らない人が多い中、お天気がよくて他の観光シーズン並みの集客が
あることを祈るばかり。
若草山モノレール計画と言い、県民の意思・希望とは違う路線に金を掛け過ぎる気が ・・・ 。