我が町 大和高田市。
奈良で仕事をして32年になりますが、大阪からの通勤に朝は45分ほどでさほど
不自由は感じなかったものの、帰りに少し残業などすると帰宅するのに1時間半と
倍ほどの時間を要したほどでたまらずに、19年前に何も知らずに越してきました。
今でこそ奈良には大阪のベッドタウンとしてニュータウンがいくつも出来ていますが、
大阪へ通勤するには便利ながらどの列車も乗車率が100%を超えてギュウギュウ。
外から眺めるとドア周辺などはガラスに顔をへばりつけている人々が滑稽なくらい。
帰りも疲弊した人々が駅から流れ出てくるのが可愛そうなくらいです。
その点、逆向きに都市部から田舎へ通っていたので座れないこともなく楽々でした。
JRの王寺駅が最寄りだったので大阪の天王寺から快速に乗れば18分ほど。
ただ帰りの本数の少なさと冬場に列車を待つ駅の寒いことったら、そりまま凍り付いて
駅の造作物として一体化してしまわないか? と思うほどでした。
今の大和高田という街は大阪・鶴橋駅から区間快速や特急(座席指定有料)だと23分
急行で34分ぐらい。 普通や準急などは乗ったことがないし途中駅で後続の列車の
追い抜きがあって一定の時間ではないからわかりません。
そこから繋がる大阪なんば駅までは高田から約40分JR大阪駅(梅田)まで50分。
天王寺までは乗り換えを含めて近鉄南大阪線の急行で34分、JRでも40分ほど。
列車の時間に合わせればまずまず便利な圏内にあると思います。
元来、お伊勢参りの宿場町として商いで栄え、大手の紡績工場が存在していた頃は
とても賑やかで、メリヤスや靴下の町工場もたくさんあって振興の地でしたから
奈良県で奈良市に次ぐ2番目に市制をひいたのも無理はない所でした。
そんな町なので、大和盆地の中でも田舎田舎していなくて買い物などにも便利で
かと言って高級住宅街など一つもなく、その分庶民の下町で居心地は悪くない。
しかし、商人や農民の影にヤクザが幅を利かしていた上に、奈良県特有の閉鎖的な
気質が絡まっていたのに気付いたのは住んでから数年後でした。
それと共に破たん寸前の市の財政、奈良県一高い住民税と水道代に
もう他に移る資金も無けりゃ仕事もドップリ奈良漬けになってしまっていましたから
『住んだからにはここを都に』と考えていろんな個人や団体と接触をもったりして
います。
そんな街で見かけた看板が
ハノク て なんやねん!?
やっぱ 変な町ですわ
そうそう! いつぞや見た大和盆地のバルーンももっと近くで見ることが出来ました。
盆地の南北のほぼど真ん中。
盆地中がおかしな町なんですかね?
そら都も京へ逃げ出しとうなりますわな。
それも江戸に移されてしもうたけど・・・。