こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

岡田塩倉直売所がオープンしました

2013-05-08 09:25:54 | 食・農業
 
岡田塩倉池のほとりに直売所が今日オープンしました。塩倉町会の農家の皆さんが取れたての野菜や山菜を提供します。初日にもかかわらず関係者の皆さんの口コミで朝から買い求めるお客さんにきていただきました。お近くの方なら、朝のお散歩ついでに立ち寄ってみるのもよろしいのではないでしょうか。昨年来もっと人通りのある場所がいいのではないかと場所を探してきましたが、故郷の原風景が残るこの塩倉池のほとりで始めることになりました。小さくはじめて大きく育てと祈念して三本締めの音頭をとらせていただきました。当面水・土・日の朝6時半から9時は対面販売。その他の日は無人営業となるようです。
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長野県議会農政林務委員会視察

2013-05-08 09:18:26 | 食・農業
 
長野県議会農政林務委員会が松本管内の凍霜害を現地調査し、地元議員として同行しました。右の写真はレタスで外皮が霜で茶変しています。

 
せっかくの機会なので今井、笹賀の農家の方のお話を聞いてきました。
笹賀では、「今回の大霜で、リンゴを成らせる3年目の枝の花が被害にあった。2年目の枝の花に実がつくかどうか。ついても売り物になるかどうか。これまで菅野中学校の生徒に摘花作業を手伝ってもらってきたが、それは中心花だけ残して回りの側花を取ればいいという分かりやすい作業だったから。今回はどれを残すのか判断が必要で、中学生のお手伝いは断ったが、作業が大変。受粉はミツバチを入れているが、こう寒くてはミツバチも飛ばない。マイナス4℃になれば防霜ファンも役に立たない。加温するためオガライトなどを防霜ファンの下で焚けば効果はあると思う。みんな高齢化してきていて、今回は危ないなと思ったが、焚かなかった。燃焼剤一反歩2~3万円かかるが、共済が少し補助をしてくれる。この補助率をあげて事前の策に力を入れる必要がある。仮に実がつかなくて、ついても売り物にならないとしても、リンゴの木の世話はしなければ来年実がつかない。収入が見込めない中で経費だけが膨らんでいく。これまで農業共済の支払は2月にならないと出ないが、農薬は11月頃清算しなければならない。何とか年内に共済の支払をしてほしい。また共済は、品質は対象にならず収量があれば被害として認められない。多少サビや傷があってもならさないと枝がのびてしまうのでならしていても収量にカウントされる。質で見てほしい。」
今井では「平成21年の降雹被害で営農資金を借りた人も今回被害にあっていて、資金を借りることもままならない。」
とそれぞれ深刻なお話を聞きました。
すぐに県農政部へ県としての対策方針を聞いたところ次の通りです。
①今回の被害は、「農作物等災害緊急対策事業」に該当する。
②今後、市町村やJAが行う対策事業をみて対象となる事業へ10分の5以内の補助をしていくことになる。
③今回の凍霜害で対象となるであろう事業は「代作用種苗購入事業」(被害率30%以上の代作または植え替えするために必要な種苗を購入する事業)
④同じく「凍霜害応急対策事業」(凍霜害による被害を最小限にくいとめるため燃料用資材を緊急ほてんする事業、果樹の受粉を促進する事業)
⑤特認事業「準ずる事業で事業効果が顕著であると認める事業。
*市町村が実施する事業、JAが行い市町村が補助する事業が対象。農業者が資材等の購入等を行うに要した経費」については市町村が補助しても県は対象としない。
以上のことから感じたことは、①「農作物等災害緊急対策事業」が発令されても、なかなか該当する事業がなく、市町村やJAは頭を悩ましていることから、県としても柔軟に一緒に考えることが必要ではないか、②収穫ができなくても行わなければならない消毒や様々な作業への支援が行えないか、③今井笹賀のように連続して災害にあっている皆さんに手厚い支援を行えないか、などが必要と考えられます。



5月8日信濃毎日新聞


5月8日市民タイムス
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