「アベ政治を許さない」スタンディングにご一緒くださってきた皆さん
アベさんは昨年8月に突然辞めました。そして、そのアベさんの政治を継承すると言ってスガさんが 首相になりました。アベさんは、主権者である国民一人ひとりを国家に隷属させようとし、憲法すら変えようとしました。そして、フクシマ事故の責任を逃れるために誘致した東京オリンピックを何としても開催しようとし、感染症の基本である検査と隔離を徹底的にさぼりました。しかし、官僚とは違いウイル スは政権を忖度してくれませんので、感染は劇的に拡大し、どうにも収束が付かなくなり、逃げてしまいました。そのアベさんを継承したスガさんも、アベさんの無能・無策を引き継いだうえ、 「安全・安心」 というお題目を唱えるだけで、感染が劇的に拡大する中、東京オリンピック・パラリンピックを強行しました。一方で、中等症以下の人は自宅療養せよと言い出しました。自宅で療養などできませんし、緊急搬送すらできずに死んでいく人が出てきました。まさに政府による殺人です。どうしようもなくなったスガさんはアベさんと同じように政権を放り出して、逃げてしまいました。
もともと「アベ政治を許さない」のスタンディングは、澤地久枝さんの呼びかけで20 1 5年に始まりました。そのアベさんが辞めた時には、アベさんを継承するというスガさんが首相の座に着きましたので、私は昨年9月以降もこの場でスタンデイングを続けました。そして、正直に言えば少し意外だったのですが、それ以降も以前と変わらず毎回3 0人から4 0人の人たちが一緒に立ってくださいました。当初は「アベ政治を許さない」という金子兜太さん揮毫のプラカードをほとんどの人が持っていましたが、 昨年9月3日のスタンディングの時には「学術会議人事への介入を許さない」というプラカードも多数の方が持っておられました。
それ以降も皆さんがそれぞれにご自分の意志を言葉にし、毎月3日午後1時にこの場に集まってくださってきました。私はこの松本に移住してから6年半になりましたが、民度の高いいい街だとますます思うようになりました。昨年9月3日のスタンディングの時に、私は参加してくださった方たちにl枚の文章をお渡しし、その中で、 「民主主義とは単に選挙で投票することではありません。一人ひとりが自らの意思を絶えず発信することです」と記しました。そして、先日9月3 0日に行われた自民党の総裁選挙で岸田さんが総裁になりました。彼は、初めはモリカケ問題の調査をすると言っていましたが、すぐに前言を翻して、アベさんの罪を問わないことにしました。そのうえ、原子力は推進、辺野古も強行するとのことです。アベさんもスガさんも逃げてしまいましたが、何のことはない自民党は全く変わりません。
この松本市が、一人ひとりの市民が常に自分の意志を発信できるような街であって欲しいと願います。 もちろん私自身もそうありたいと思いますので、自分の意志を常に発信する場として、来月以降もこの場でスタンディングを続けようと思います。もし、皆さんがご自分の意志で、それぞれのプラカードを持ってこの場にご一緒してくださるなら嬉しく思います。
2021年10月3日
小出 裕章
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