20171107 木曽町町議選2017〜中村博道町議決意表明
20171107 木曽町町議選中村博道町議出発式〜社民党長野県連合中川ひろじ幹事長応援挨拶
20171107 木曽町町議選2017〜中村博道町議決意表明
20171107 木曽町町議選中村博道町議出発式〜社民党長野県連合中川ひろじ幹事長応援挨拶
20171013 2017FUKUSHIMA @あがたの森文化会館2−8
2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故から6年半が経ちます。10月13日に原水禁松本が主催して「2017フクシマ」と題して、福島県から自主避難している小池美重さんの一人芝居「FROM2011」と、いわき市で学校の校庭などの空間放射線量を計測して行政に対策を求めている千葉由美さんのお話を聞く会を主催しました。
■原発事故について声を出せない
2011 年の3月下旬、教育委員会が例年通りの日程で始業式や入学式を行うことを決定したと、担任からのお知らせが来た時、「降り注いだ放射能の中を、子どもたちに通学させようとする判断は間違っている」と、私は担任の先生に訴えましたが、そんなことを訴えたのは、クラスの中でひとりだけ。その後、給食を食べずにお弁当を持参し、屋外活動に参加しなかった生徒の数は、クラスにひとりずつぐらいでした。「一緒に声を挙げませんか?」と呼びかけましたが「私はそういうことはできない」と断られました。子どもがどんな扱いを受けるか、人からどう思われるかといった恐怖心が先に立ち、原発事故の影響についてどう思うのかを声に出すことは、勇気を問われる場面でもありました。
高濃度に降り注いだ放射能の中、普段通りの生活を強いられ、汚染された校庭で体育や部活動をしていた子どもたちの被曝量はどれぐらいだったのか、初期被曝を強いたあとも、リスク回避については個人の判断に委ねるとしてきたこの社会の無責任さは、どれだけ無駄な被曝を招いたことでしょう。子どもたちの心と身体に与えた影響の大きさについては、これまで、本当の議論がされてきたのでしょうか。いろんなことは曖昧に放置されたまま、政治的な意図によるリスクコミュニケーション事業が展開され、被曝についての問題は不安に思う心の問題とされていきました。
■被害者同士の対立
原発事故によって環境は汚染されたというのに、その土地で採れたものを、影響を受けやすい子どもたちに食べさせることを急ぐという、あまりにも受け入れがたい動きに対し反対の声をあげ、署名活動や要望書の提出などのアクションを行いましたが、事故後すぐに叫ばれた「風評被害」という言葉や、「食べて応援」などという動きによって未曽有の大事態の被害や実情はぼんやりとしたものとなり、加害者と被害者の構図はぐちゃぐちゃにされたことにより、この給食問題が人権問題だとする主張は理解されず、地元での署名集めはとてもシビアなものでした。私たちは地元の人々からは「歩く風評被害」などというバッシングを受け、「農家さんの苦しみが分からないのか」という手紙が届いたことや、悪質なサイバー攻撃を受けたこともありました。事故の加害者を責めるのではなく、被害者同士が対立するようなこの構図は、原発事故の複雑さを物語る、とても象徴的なものでした。環境は元に戻ったと言うけれど、元になど戻らないケースには蓋をして、そのまま放置されているというのが実情です。
■ここにもあるフクシマ
関心がなくなったのではなく、向き合うことに疲れてしまったというのが本当のところです。疲弊によるあきらめに至る要因は、リスクコミュニケーション事業による安全神話の再構築であり、その流れが大きく蔓延る中では、「ここで暮らすのであれば、気を付けながら暮らさなければならない」という当たり前は通らず、「ここで暮らすのであれば、気にしてはいられない」という理不尽さが、被曝防護の前に大きく立ちふさがる壁となっています。起こっている事態を認識することすら困難なこの社会の中で、ほんの一握りの市民がいくら声を挙げて訴えたとしても、全体を変えることはできません。まだまだ繋がることができていない人たちと繋がる努力や、起こっていることを全体が認識できるような努力をしなければ、改善への道は果てしなく遠いのだと思います。また、「私はこう思う」と口に出すことを恐れ、ボリュームの大きな発信に従い受け入れて行ってしまうことも、全体の雰囲気や流れをつくる要因で、はみ出すことを許さない、敷かれたレールの上を決められた通りに歩むことを促すような、異質なものを排除するこの社会のあり方も、見直す必要があると感じます。
横並びの社会の中で権利を主張する方が異常者扱い。これはフクシマの問題じゃない。ここにもある他人ごとではない自分ごとだ。戦争は、このようにして準備されていくのだなと、あーだからいま一人一人が尊重されるリベラルが必要なんだと合点する講演でした。毎年行っている「福島とつながるツアー」今年も行きます。
★福島とつながるツアーの募集
期日 11月26日(日)~27日(月)
内容 現地視察、原発労働者・ママベク・原発訴訟団との交流など
費用 28000円
問い合わせ 原水禁松本33-9513
11月5日午後は長野市川中島にある「人ミュージアム」で開催された「まほろばコンサート」を聞きに行きました。出演は狭間壮さんです。伴奏はもちろん奥様のゆかさんです。今回のテーマはもちろん「平和」でした。自由に歌が歌える平和を守りましょうというメッセージです。
終了後、誘われて交流会にも参加させていただきビーフシチューや手作りのお焼きを美味しくいただきました。私は飲みませんでしたが出されたワインの名前が「共和」。ふと思い出して、「私の住んでいる松本市岡田は、木曽義仲と共に平家討伐に挙兵した岡田冠者親義の出身地で、その末裔が篠ノ井岡田に移り住み、共和村となったというお話があります。今回私もアベ討伐に立ち上がりましたが討ち死にしてしまいました」と自己紹介させていただきました。
11月5日あがたの森文化会館で「柏崎刈羽原発ー現地からの報告会」が開催され参加しました。柏崎から昨年市長選挙に立候補し残念ながら当選はしませんでしたが、引き続き市民運動を続ける竹内英子さんと、柏崎刈羽原発の建設当時から反対運動を行ってきた武本和幸さんのお話を聞きました。
竹内英子さんからは、2014年柏崎市の保健師として被災した大熊町役場出張所へ1年間派遣された経験から「避難生活を続ける中で、分断された気持ちや生活に慣れてしまい、人とのつながりが緩やかに絶たれていく疎外感や不安」「国や東京電力が加害者でありながら、加害者から守ってもらっているという矛盾した感情」「思っていることを言葉にできない。怒るべき相手に怒ることができない矛盾」「事実を直視できないことで、取り戻せなくなっていく、自分自身や他人への信頼感」という福島に生きる皆さんの葛藤について報告されました。そして柏崎刈羽原発という立地自治体でも同じことが起きていると報告されました。また稼働している原発の事故は燃料露出まで6分、便と操作まで38時間しかない、とても非難はできないが、稼働が停止している原発の事故では、燃料露出まで50日あるので避難が完全にできる。事故が起きるリスクを減らすことは推進派も反対派も一致して取り組める課題だと問題提起がされました。
武本和幸さんからは、まず「電気は足りている」「松本を含めた地震確率」などについてお話がされました。また今回の衆議院選挙では自民党の候補者も含めて是認が脱原発をいい争点とならなかったことも紹介されました。また中部電力浜岡原発の停止により、上越市につくられた火力発電所は長野県の消費電力を賄うだけの規模であることも紹介されました。
11月3日文化の日。松本駅前は賑やかでした。右翼の皆さんの街頭宣伝、子ども虐待防止のオレンジリボンたすきリレー、松本まつりのパレード、そして私たち「アベ政治を許さない」スタンディングチーム。衆議院選挙後最初のスタンディング、30人ほどが参加しました。東京では国会包囲行動が4万人で成功したとSNSで流れていました。
今回の衆議院選挙を共に戦った市民の皆さんとの反省会を行った。主な意見を書き留めておく。
はじめて選挙事務所へ出入りした。事務所がなごやかで、こういうところならもっと来てもいい。ハガキ書きをやった。政党としても、もっと市民を巻き込んでいけばいい。
今後、憲法問題にどう構えていくのか、筋を通して、軸を曲げないことが必要。若い人の要求をくみ取っていくことが大事。「最賃1000円以上」は大事。
生坂の限界集落。年寄りの足の確保が課題。若い人はなぜ自民党へ投票するのか。
楽しい選挙だった。序盤は4位、後半追い上げた。一人ひとりの思いがつながった選挙だった。共産党や市民団体と一緒にやる時代に入った。立憲民主党をどう考えていくのか。
高校生の政治教育必要。大同団結を。
もっといろんな人が入って発展を。
一緒にたたかいをやってきた仲間として候補者を受け止められた。市民と一緒に政治をやる。
メール・FAX・手紙で毎日情報を流した。沖縄はマスコミと教育がしっかりしている。市民が、どのように政治に参加していくのか。
「みんなで立候補しよう」が響いた。維新のポスター早かった、支持基盤があるのでは。
共産・社民が一緒にたたかったことがよかった。放射性廃棄物の取り組みをしていきたい。若い人は自分のことで精いっぱい。高校生、受験で精いっぱい。社会人、生活のことで精いっぱい。余裕がないと政治のことを考えられない。
希望をもっと批判してよかったのでは。
「自民党を利することになるのではないか」という意見があった。今後、9条改憲に反対する力を結集しないと勝てない。若い人に対する「ネット選挙」対策必要。3000万署名や野党と市民の集い、日常的にみんなでまとまってやる場を増やしていく必要がある。
できる限りのことをやって楽しかった。はじめて選挙をやって「面白いことがあある」と感じた。友達や若い人に伝えていきたい。西村先生が87才でがんばっている。
全国の中でも、長野県は真剣に考えた。有権者は、大きな国の方向性を考えていないのではないか。中学生が「自民党が勝ってよかった」という。物心がついた時から安倍政権。「にぎやかし」楽しかった。普通の人が参加していない。広がりがつくれなかった。
選挙をはじめてやった。「盛り上げる選挙」と「地道なTELかけ」。時間がなくTELかけきれなかった。
自民党の候補者を落としたい人が沢山いた。新しい枠組みをどうつくっていくのか、市民が違いを乗り越えていく必要がある。
小選挙区で1対1の構図をつくるしかない。国民投票までに自己決定できる人をどのくらい増やすことができるのか。
市民のくくりが小さい。多くの市民が参加できていない。死に票になることをきらって野党支持票が下条に動いたのでは。非正規労働の若い人へのアクションが課題。ママさんグループへの働きかけ。「立憲リベラル」「市民と野党の統一候補」意味がわからない。自民党支持されているが安倍政権は支持されていない。保守リベラルへの働きかけ必要。
安曇野市期日前投票23%。市長選挙・市議選で終わっていた。30台ママ、投票の仕方をしらない。「二人名前かけないの?」と聞かれた。
楽しかった。福島みずほの話、若いママさんを誘って一人聞いてくれた。
教育基本法の改悪から10年の影響が出ている。幸福追求権、具体的に若い人に語る必要がある。一人ひとりへの働きかけが基本。
東大生は年収が高い家庭で自民党支持。民主党内閣へのマイナスイメージが強い。安倍政権の安定感に期待を持っている。
今後に向けて、①改憲阻止に向けた連携を強化する、②杉尾ひでや講演会を企画する、③2年後の参議院選挙を考える、④仮称「中信市民連合」とすることを確認しました。
本日は、衆議院選挙をたたかった信州市民アクションに2区内で参加した皆さんとの反省会を行いました。
改憲阻止に向けて「希望」を棄ててはいけないということや、保守リベラルをどう仲間にしていくのかが課題であるということが言われました。選挙では敵味方で戦ったとしても、憲法改正の国民投票で勝つためには、希望の皆さんを立憲グループに踏みとどまらせることが必要。加えて保守リベラル層についても仲間にしていく幅広さが求められているという意見が出されました。
衆院選挙の結果を見ると、自民+公明+維新+こころ=29,006,078 希望=9,677,524 立憲(立民+共産+社民)=16,430,295です。希望+立憲=26,107,819ですから、希望を入れても国民投票で負けることになります。公明を加えれば状況は変わります。自民+維新+こころ=22,028,366に対して、立憲+公明=33,085,531で勝利できます。保守リベラルが動けば更に改憲は難しくなります。改憲発議をさせないために、希望を棄ててはならないこと、公明を説得すること、保守リベラルを仲間に加えることが必要です。
もう一つ議論となったことは、若い人の政治意識についてです。興味深い記事がありましたので紹介します。