リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

スイミング

2006年09月08日 12時07分49秒 | 日々のこと
意外にもスポーツジム通いが続いています。近所のスポーツジムにはもう3年以上前から会員になっているんですが、週1回行けたらいいほう、って感じの時期が続いていました。何か会費をドブに捨ててるみたいな。

ジムのスタジオでやっているなんとかエアロみたいな集団でやるのは、どうも苦手なので、ストレッチをしてマシンでウォーキングしたりランニングしたりしていましたが、何か単調でたぶんそれが一番の原因で行く頻度がそんなに高くなかったんだと思います。

楽しくスポーツなら球技なんかがいいんでしょうけど、球技自体見るのもするのもあまり好きじゃないし、ま、そんなもんかって感じでダラダラとジムに通っていました。

今年の5月頃ふと水泳をやってみようと思い立ちまして、これが当たりでした。水を得た魚というか(笑)、何か性に合っていたんでしょう、冒頭に書きましたように、意外にちゃんと続いています。水泳ってめちゃくちゃ疲れるイメージがあったし、上がったらシャワー(あ、これは何でも同じか)、水泳パンツを洗ってしぼって、ていろいろな理由で避けてたんですが、やってみると意外に快適ですね。汗かかないし。子供の頃の楽しかった川遊びをちょっぴり思い出します。でもプールには魚はいないし、石もないし、流れもないし、深いところもないし、あるのは水だけで、行ったり来たりだけの単調さ。それでもウォーキングマシンよりはずいぶんマシな感じです。

ところで(近所に住む)私の世代の人ってたぶん水泳がそんなに得意じゃない人が多いんじゃないかと思いますねぇ。自分の子供はスイミングに通っていたお陰ですいすいときれいなフォームで泳ぎますが、私は全て我流。何となく川で覚えた泳ぎなので、もぐりとか立ち泳ぎなんかは得意ですが速く泳ぐのはだめです。小さい川でそんなこと自慢しても何にもなりませんでしたから。

私の世代の(近所の)人が水泳が不得意じゃないかと書きましたのは、小学校にはプールがなく、中学校にもプールがなかったからです。もちろんスイミング・スクールなんてハイカラなもんはありませんよ。(笑)要するに泳ぐ場所は川と海。具体的には赤須賀漁港の近くの揖斐川、桑名市と朝日町の境界にある町屋川、四日市の霞ヶ浦の3ヶ所。プラス夏休みだけ隣のR小学校でプールの居候。これらのうち、揖斐川は漁師の子達が泳ぐところで初心者とかよそ者は不向き、霞ヶ浦の海はその頃すでにものすごく汚れていたので、実質的には今の四万十川並の水質と環境を誇っていた町屋川が唯一と言っていいスイミングスポット。

つまり私と同じ小学校校区の人は基本的に町屋川で水泳を覚えなければ、覚えるチャンスはなかったと言っていいと思います。高校生になってやっと学校の授業で水泳をやったわけですが、そのときから水泳を覚えるのはそうとうきついでしょう。私が高校生になって、体育の授業で水泳をするというので、その授業を本当にわくわくして待ったものです。水泳って遊びだよな、そんなの学校の授業でやっていいのかな、でもいいんだよな、って感じでした。でも第1回目の授業はその期待感をあっさりと崩してしまいました。やっぱり授業だったんですよね。ハイ先生の見本を見て、はい、潜って、やめ、ハイ次はクロールの練習・・・ちっともおもしろくありませんでした。で、2回目以降からは期待感はすっぽりとなくなりました。(笑)

5月あたりから最低でも週2回は通っているお陰でクロールを泳いでもそんなに疲れなくなってきました。ま、適当にやってますので、変な格好で泳いでいるんでしょうけど。それなりに得意だった平泳ぎはますます洗練!にはほど遠いですが、結構長く泳げるようになりました。といっても泳ぐのはせいぜい30分程度ですから、減量効果はそこそこ。バーゼルで8キロ痩せましたが、今はそれの半戻しを水泳で保っているって感じかな。食事制限をすればもっとやせるんでしょうけどね。一時8割戻しまで行きましたから、そのことを思えばまぁいまの水準でもいいんでしょう。心肺能力とか筋力はそれなりについていることでしょうし。