リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リハーサル

2006年09月18日 21時26分24秒 | 音楽系
今日は10月21日のバッハ・カンタータコンサートの第1回目のリハーサルです。これは定期的に行っているアマチュアコーラスとオーケストラのコンサートだそうで、プロも何人かその中に入っています。ソプラノの加藤佳代子さんに誘われて、入れてもらうことになりました。演奏する曲は89,97,99,109番です。オケがモダンということでピッチが440,これがちょっときついと言えばきついですが、楽器は当然よく鳴ります。

今日ははじめてということで、場所も知らないので、私としては珍しくちょっとゆとりを持ってでかけました。いただいた地図を見ながら、場所を探します。名古屋城の近くで、中日病院の隣っと・・・看板が小さめなので見落としそうでしたが何とか見つかりました。以前なら路駐ですが、最近は怖いので道の向かい側にある有料駐車場に。

20分くらいは早めについたのですが、もう結構メンバーの方たちは来てらっしゃいました。本来はこのくらいの時間に着いているものなんですね。次回もこの位に到着を目指さなくちゃ。コーラスのメンバーはそこそこいましたが、弦のメンバーの方たちのうち、何人かは今日は来られないとのことですが、通奏低音セクションはコントラバス、リュート、オルガンとチェロ以外はそろっています。ベートーベンの曲だとこんな低いところばかり集まっていてもアンサンブルになりませんが、通奏低音の音楽はそれなりに大丈夫です。なんせ通奏低音が曲の屋台骨を作っているわけですから、曲のアウトラインは十分出ます。

指揮はアグアヨさんというラテン系の方で名古屋でリコーダーアンサンブルなどの指導をされている方です。(あまり詳しいことを知らないのでこめんなさい)すごく流暢な日本語の使い手で、非常に有能な指導者だとお見受けしました。私なんかがアマチュアなんかに指導するとどうしても少しくらいは怖い顔をしてしまうときがあるんですけど、彼は要点はしっかり押さえながらもすごく暖かい感じがしてなかなかすごい方だと思いました。

今日は楽器が少ないこともあって、コーラスが入らない部分では恥ずかしいくらい大きな音で目立ちました。本番ではそうも行かないでしょうけど、ホントはこのくらいばんばん響いてくれると有り難いんですけどね。今日は実は半分くらいは初見だったので、最初は苦戦しましたが、何とか迷惑はかけないレベルでは弾けたと思います。次回はもうちょっとさらっておきます。いただいた楽譜が譜めくりが難しいので、オルガンの方にオルガン用の楽譜をコピーして送ってもらえるように頼んでおきました。

バッハのカンタータは曲がすばらしいので本当にやっていて楽しいですね。次回は再来週です。