リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

別のリハーサル

2006年09月23日 23時56分47秒 | 日々のこと
12時半からリハーサル(コンサートは明日です。私は今日が始めてのリハーサル)が始まるというので、時間をきちんと守って会場の名古屋芸術創造センターに行ったんですが、リハーサルをやっている気配がありません。いっしょに出る人に聞いたら、今休憩中とのこと。他の人たちは午前からやっていたようです。私はアンコールを入れて4曲演奏するだけなので、12時半から来て下さいと言われたみたいです。でも休憩中なんですよね。

聞けば私が演奏する曲は3時からリハーサルが始まる由。まだ時間があるので、ミューズ(すぐ近くです)に行って、ビアンカ・ローザコンサートのぴあ用のチラシを持っていくことにしました。待っていてもすることないですもんね。

時間通り3時に戻ってきましたら、進行は押しまくりみたいでした。結局始まったのが5時前。待つこと自体が仕事のようです。何かチョイ出の俳優さんが出番を待っている感じ。(笑)

バロック・ギターの通奏低音はあまりしたことがなかったんですが、沢山の楽器の中でも意外に音がよく通るもんですね。やはりパーカッシブな音はインパクトがあるんですね。一曲中全部ジャンジャンやってるだけですけど、一音ずつコードが変わるので(しかも結構アップテンポ)まともにやっているとホントに左手が疲れます。この曲のリハーサルの途中で弾いてないときになんとも言えないけだるさがしました。ま、それも当然でしょうね。普通のそんなに頻繁にコードを変えて弾くことないし、それも5コースフルコードでバレばっかし。うーん、こんなのやってたら、あとのリュートソロが出来なくなります。まあでもこういうこともできないといかんのですけどね。

リュートを弾こうとすると、会場からC音のハム音が。なんでもプロジェクタからのハム音らしく止めてもらうことに。音が無音であればどんなに小さい音でも聞こえるので。それにしても芸創センターのアクースティックはよくないですね。このコンサートをヨーロッパの教会でやればホントにきれいに響くのにねぇ。

C音のハム音は聞こえなくなりましたが、今度はかすかなEs音のハム音が聞こえます。困ったもんです。名古屋のなんとか区小劇場のいくつかも完全無音にはならず、マイクなどのハム音が聞こえます。吹奏楽なんかだったら問題無いのかも知れませんが、リュートでは困りものです。このEs音はリュートソングが変ホ長調のキーなのでそれに合わせてくれたのかも知れませんが。(笑)

今回の曲はソロ曲を除き、みんなバレが頻繁に出てきます。今日は何回も弾いたので特にききました。明日はなるべく練習をしないようにしないと。(笑)