最終曲のプレストです。ドレスデン手稿本における本曲にはおおきなシミがついています。ただ幸いなことに繰り返しの部分になっていたりするので大体は判読が可能です。ところが本プレストの場合は、「穴」が空いてしまっていて判読不能の箇所があります。
5段目の赤線で囲んだ部分です。小節の3拍目4拍目になりますが、上声部八分音符でドドドドでしょう。一つ目のドの下は音がないことはわかりますが残りはどうなるか。まぁこれは恐らくソ、ファ♯(5コース)、ミでしょうね。この動きは9小節目(2段目の最後の小節)の3拍目4拍目が参考になるでしょう。
本曲は前半30小節、後半40小節の計71小節あります。プレストというからには速い感じがしないと行けません。鍵盤楽器奏者ならこの曲をメトロノーム120くらいで弾いてしまうかも知れませんが、さすがにそのスピードで弾けるリュート奏者はいないでしょう。(120なら繰り返しアリで4分40秒!)です。まぁ現実的な線で90台でしょう。これより遅いとさすがにプレストの感じはしません。
90のアリアリで6分18秒です。まぁこんなところでしょう。実際の演奏はテンポを落としたり巻いてみたりしますので重要なことは速く感じるように聞かせることです。物理的に速く弾けば必ずしも速く聞こえるというものではありません。
本曲の構成は何回も調や形を変えて現れる特徴的なフレーズとそれらをつなぐエピソードから成り立っています。その特徴的なフレーズは全て前半に現れることから、後半はその展開と見てもいいと思います。いろいろこねくり回すわけです。ただ、主題に回帰して再現するという形ではないのでソナタ形式とは異なります。
5段目の赤線で囲んだ部分です。小節の3拍目4拍目になりますが、上声部八分音符でドドドドでしょう。一つ目のドの下は音がないことはわかりますが残りはどうなるか。まぁこれは恐らくソ、ファ♯(5コース)、ミでしょうね。この動きは9小節目(2段目の最後の小節)の3拍目4拍目が参考になるでしょう。
本曲は前半30小節、後半40小節の計71小節あります。プレストというからには速い感じがしないと行けません。鍵盤楽器奏者ならこの曲をメトロノーム120くらいで弾いてしまうかも知れませんが、さすがにそのスピードで弾けるリュート奏者はいないでしょう。(120なら繰り返しアリで4分40秒!)です。まぁ現実的な線で90台でしょう。これより遅いとさすがにプレストの感じはしません。
90のアリアリで6分18秒です。まぁこんなところでしょう。実際の演奏はテンポを落としたり巻いてみたりしますので重要なことは速く感じるように聞かせることです。物理的に速く弾けば必ずしも速く聞こえるというものではありません。
本曲の構成は何回も調や形を変えて現れる特徴的なフレーズとそれらをつなぐエピソードから成り立っています。その特徴的なフレーズは全て前半に現れることから、後半はその展開と見てもいいと思います。いろいろこねくり回すわけです。ただ、主題に回帰して再現するという形ではないのでソナタ形式とは異なります。