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大学祭にてミニシンポジウム~海外での体験を語る

2010年10月09日 | 仕事・研究
今日は朝から大和キャンパスの大学祭に行ってきました。新しい試みとして、今年から大学祭と同時にミニオープンキャンパスを実施するということで、今日は高校生も大勢来ていました。私は国際センターの催しとしてミニシンポジウムでしゃべりました。与えられたテーマは海外留学や海外研究から学んだこと、というものでしたので、アメリカ時代の話を紹介しました。

今の私はアメリカ留学なしには形成されませんでした。仕事、生活全般に大きな影響がありました。日本にいたら遭遇しなかった困難がたくさんあって、それを一つ一つ乗り越えることで自分が成長したと思います。もちろん楽しいこともいっぱいあって、本当に素晴らしい経験でした。

ノーベル賞を取られた根岸先生が「若者よ海外にいでよ」というお話をされていましたが、若くても若くなくても、異文化の体験は非常に意味があります。ただ、若い時にそれを経験すれば、その後の人生に大きく生かされます。高校生でも、大学生でも、できるだけ早く、そして長く、海外を経験することを勧めます。

しかし具体的な計画もなく「海外でなにかつかみたい」というような渡航の仕方ではもったいないです。放浪の旅、のような場合は違った意味もあるでしょうが、日本で「これ」といったものを身に着けておらず、しかも語学ができずに渡航すると、実りの多い経験は望めません。学生の皆さんにはぜひそういうことを考えて目標を定めてほしいです。そして目標が定まったら、「いつか」じゃなくて今日から準備を始めましょう。明日じゃなくて今日から。何事もそれが大事です。

今日は昨日紹介した「他学部の優秀な若手教員」のT先生がドイツ留学のお話をされましたが、それがまた大変おもしろかったです。ヨーロッパはアメリカと全然違いますね!わたしも次は絶対にヨーロッパへ行ってみたいです。今とりあえずひそかに計画中なのは、来年7月のInternational Congress of Mucosal Immunologyに参加すること。これ、パリで開催されるんです。エントリーの締め切りは1月28日。ぜひそれまでにAbstractをまとめたいですね。T先生には来月あたり、当学部でも講演をお願いしようかと思っています。ドイツ人の環境に配慮した生活、とても興味深い話が聞けると思います。

(写真はUSDAのラボにて。2004年くらい?)



コメント (2)
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