院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

朝青龍問題ふたたびのふたたび

2007-12-04 11:59:08 | Weblog
 朝青龍が帰ってきた。冬の巡業から参加するという。

 謝罪の記者会見はどこの放送局も生中継という騒ぎだった。横綱審議会にも謝罪したという。それで横審は許すのだろうか?謹慎の身からモンゴルへ逃走した者を許すのだろうか?

 だとしたら、横審も甘すぎると私は思う。

 最初に「うつ病の一歩手前」と言った美容整形医はただのお調子者で片付くが、「乖離性障害」と診断した精神科医は同業者として許せない。この「誤診」のおかげで朝青龍のモンゴル逃走を横審も許さざるをえなかった。専門家の発言というのは、それほど重いものである。

 前にも述べたけれども、3ヶ月で朝青龍が元気になったことで、「乖離性障害」の診断は破綻した。でも、訂正のコメントはない。

 誰だか知らないが、診断した精神科医は出てきて診断根拠を説明するべきではないか?そうでないと、国民やマスコミなどの非専門家はいつまでも「乖離性障害」と思い込んでしまうだろう。

 朝青龍はただの「ふてくされ」である。「乖離性障害」と診断した精神科医も、それが分かったから出てこられないのだろうか?