院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

読書より講義

2007-12-06 12:52:55 | Weblog
 私は小さいときから読書が好きだった。本を読めば講義なぞ聴くまでもないと思っていた。

 だから、学校でも講義をあまり聴いていなかった。元来が多動児ということもあって、じっと教室の椅子に座っていることが苦痛だった。授業は難行苦行でしかなかった。

 小学校まではそれで通った。しかし、中学、高校ではダメだった。授業を聴かずにいて、教科書だけ読んでいても、マトモな成績が取れなかった。

 だから、大学受験にも失敗した。浪人してから予備校の講義を熱心に聴くようになった。そうしたら、成績がぐんぐんと上がった。

 私の妻は、読むことが苦手でもっぱら講義のほうがよく分かるほうだった。その姿勢をもう一度妻から学んだ。

 読書で10時間かかるところを、講義なら1時間で分かる。それに気づくのが遅かった。読書の勧めがしきりと言われるけれども、読書より講義を聴いた方がよい。

 子供さんの教育に迷っているお母さんへの、これはアドバイスである。