院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

サラミソーセージ

2008-02-02 08:23:54 | Weblog
 サラミソーセージは、亡父が若いころ酒の肴にしてよく食べていた。幼い私もご相伴にあずかり、サラミをうまいと思った。

 亡父はサラミに特別の思い入れがあったらしい。サラミはイタリアが本場だが、モンゴルでも作られていた時代があったらしい。亡父は第二次世界大戦後、シベリヤ抑留を経験しモンゴルでサラミ製造を見たという。

 サラミはソーセージの中にニンニクや香料や塩を入れ、2ヶ月間干すのだという。サラミはもとは10センチくらいの太さだが、干すうちに3センチにまで縮まる。中に入れたニンニクも同様に縮まる。

 だから味が濃厚に凝縮される。干されておいしくなるのである。似たような食品にビーフジャーキーがあるけれども、これは香料だけだからサラミにかなわない。

 サラミをたくさん食べると二日酔いしない。それだけタンパク質が凝縮されているのだろう。

 今はサラミはピザで見られるくらいになってしまった。私もあえて酒の肴にサラミを求めることはしない。

 でも、宅配ビザにサラミを見つけると、懐かしい思いがするのである。