2011-04-08 の本欄の記事で、米長邦雄将棋連盟会長がコンピュータとプロ棋士の対戦を禁止していることを批判した。
そうしたら、今度は米長永世棋聖自身がコンピュータからの挑戦状を受けて立った。みずから範を示して、将棋界が混乱するのを防ごうという考えだろう。立派である。対戦は2012年の1月だという。
コンピュータとの対戦は、すでに2010年に清水市代女流王将が行って、負けている。(女流棋士は普通の棋士より角一枚くらい弱い。)
でも、米長会長がコンピュータに負けたらどうなるのだろう。このコンピュータ棋戦は「電王戦」と名づけられ、コンピュータが勝つごとに、次々と低段者から高段者と戦っていくらしい。
あんまりプロ棋士がコンピュータに負けると、プロ棋士の存在価値がなくなる。この棋戦は、将棋界の将来を決める特別な棋戦であると言ってよい。
コンピュータ将棋はあなどれない。以前に書いたように、コンピュータの棋力には「奨励会」を卒業できずにプロになれなかった強豪たちの怨念がこもっているからである。
彼らは積極的に将棋プログラムの改良に協力している。これでプロ棋士側が負ければ、チェスやオセロのように、プロは存在しにくくなる。プロ棋士の「おまんま」がかかった棋戦なのである。
今回、米長永世棋聖はコンピュータに負けると、今から予想しておこう。
この「電王戦」(米長氏の命名)は、これまでのタイトル戦より、私にとってはずっと興味のある棋戦である。
(碁のほうは、コンピュータに適してなく、まだまだ人間のほうが強い。)
そうしたら、今度は米長永世棋聖自身がコンピュータからの挑戦状を受けて立った。みずから範を示して、将棋界が混乱するのを防ごうという考えだろう。立派である。対戦は2012年の1月だという。
コンピュータとの対戦は、すでに2010年に清水市代女流王将が行って、負けている。(女流棋士は普通の棋士より角一枚くらい弱い。)
でも、米長会長がコンピュータに負けたらどうなるのだろう。このコンピュータ棋戦は「電王戦」と名づけられ、コンピュータが勝つごとに、次々と低段者から高段者と戦っていくらしい。
あんまりプロ棋士がコンピュータに負けると、プロ棋士の存在価値がなくなる。この棋戦は、将棋界の将来を決める特別な棋戦であると言ってよい。
コンピュータ将棋はあなどれない。以前に書いたように、コンピュータの棋力には「奨励会」を卒業できずにプロになれなかった強豪たちの怨念がこもっているからである。
彼らは積極的に将棋プログラムの改良に協力している。これでプロ棋士側が負ければ、チェスやオセロのように、プロは存在しにくくなる。プロ棋士の「おまんま」がかかった棋戦なのである。
今回、米長永世棋聖はコンピュータに負けると、今から予想しておこう。
この「電王戦」(米長氏の命名)は、これまでのタイトル戦より、私にとってはずっと興味のある棋戦である。
(碁のほうは、コンピュータに適してなく、まだまだ人間のほうが強い。)