早稲田大学に政治経済学部という難関学部がある。ほかの大学には経済学部はあるけれども、政治経済学部というのはあまり聞かない。
どうして政治経済学部なのか、恥ずかしいことに私は40歳ころまで分からなかった。多くの人はすでに知っていることだろうが、政治と経済は本当は不可分なのだ。なるほど経済学は純粋な理論的な学問で、つい一昨日もノーベル経済学賞が発表された。しかし、ノーベル政治学賞というのはない。
だが、実態の経済は政治に大きく影響される。例えばユーロ問題。これは経済政策を統一する前に通貨だけを統合したので、今回のユーロ危機を招来したと言う。通貨統合は経済問題ではなく政治的な問題である。だからかどうか、永世中立国スイスはユーロに加盟していない。
TPP問題もそうだ。日本がTPPに加盟すると農業が壊滅的な打撃をこうむると、農業団体は反対している。だが加盟しないと、日本が取り残されるという危機感を一部の経済人はもっているようだ。ここでも政治と経済は不可分の関係にある。(科学的に、すなわち経済学的に決まるものなら、賛成も反対もないはずだ。)
だから学問としての経済学を勉強するよりも、現実に即して、政治経済を同時に学ぶのが実践的なような気がする。
早稲田が政治経済学部をもち、慶応が経済学部しかもっていないのは、早稲田が現実的で、慶応が理論的な印象を受ける。
でも本当のところは、名称がどちらであっても、両者は大して変わらないのかもしれないが・・。
どうして政治経済学部なのか、恥ずかしいことに私は40歳ころまで分からなかった。多くの人はすでに知っていることだろうが、政治と経済は本当は不可分なのだ。なるほど経済学は純粋な理論的な学問で、つい一昨日もノーベル経済学賞が発表された。しかし、ノーベル政治学賞というのはない。
だが、実態の経済は政治に大きく影響される。例えばユーロ問題。これは経済政策を統一する前に通貨だけを統合したので、今回のユーロ危機を招来したと言う。通貨統合は経済問題ではなく政治的な問題である。だからかどうか、永世中立国スイスはユーロに加盟していない。
TPP問題もそうだ。日本がTPPに加盟すると農業が壊滅的な打撃をこうむると、農業団体は反対している。だが加盟しないと、日本が取り残されるという危機感を一部の経済人はもっているようだ。ここでも政治と経済は不可分の関係にある。(科学的に、すなわち経済学的に決まるものなら、賛成も反対もないはずだ。)
だから学問としての経済学を勉強するよりも、現実に即して、政治経済を同時に学ぶのが実践的なような気がする。
早稲田が政治経済学部をもち、慶応が経済学部しかもっていないのは、早稲田が現実的で、慶応が理論的な印象を受ける。
でも本当のところは、名称がどちらであっても、両者は大して変わらないのかもしれないが・・。