院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

上げ馬神事

2012-05-03 08:15:02 | 文化
 今、三重県の多度大社では、上げ馬神事が行なわれている。馬に乗って土手を駆け上がる勇壮な神事である。重要文化財でもある。

 2009年から、地元の動物愛護団体の告発によって、三重県警が馬に石を投げたり、あおったりする人(これが「普通」らしい)を動物愛法で書類送検した。

 上げ馬神事の会では、馬をあおることを禁止し、土手を低くした。

 実は牛同士を闘わせる闘牛も一部を除いて禁止されている。闘犬もそうだ。闘鶏はどうなっているのかは知らない。

 この手の催事は、先進国では当然、動物愛護の観点から禁止されている。有名なスペインの闘牛でさえ、もはや首都マドリードでは行なわれていない。

 ここで再び問いたい。動物園で動物を狭い檻に入れておくのは、動物愛護の観点からOKなのか?

 神事に文句をつける動物愛護団体の人は、まずもって動物園を批判するべきではないか??

 馬や牛に苦役をしいる馬車や牛耕を批判するべきではないか?競馬も批判するべきである。最終的には肉屋を批判し、肉食を遠慮してほしい。