院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

金環食を巡るデマ?

2012-05-19 21:37:13 | 社会
 このたびの金環食を900年ぶりとか120年ぶりとか言っているけれども、どういう基準で決めているのだろうか?

 少なくとも、私が小学生の昭和30年代には、一回金環食があった。学校をあげて観測した。

 学校からの指示で、ガラスに煤をつけたものや、白黒フィルムのネガの黒いのを持ってこさせられた。当日は晴れていて、よく見えた。

 今、ガラスに煤をつけたものや、ネガフィルムでは駄目で、目をやられるという。小学校のときの金環食では目をやられた生徒は皆無だった。そんなことは話題にもならなかった。

 目をやられるほどには、眩しくて太陽を見て入られない。今回、なぜ盛んに「目をやられる」と言うのだろうか?

 私には新手のデマとしか思えない。

天文台・博物館・気象台

2012-05-19 20:04:53 | 科学
 今回の金環食で思い出した。数年前、「食」について知りたくて東京天文台に電話をかけたことがある。

 質問は、日食より月食のほうが頻度が高いような気がするがどうか?というものである。

 回答は、世界的に見れば、月食より日食のほうが頻度が高いという、意外なものだった。

 なぜ、そうなるのか問うたところ、調べて回答するから電話番号を教えろという。その、サービス精神に驚いた。科学的な質問ではなく、ちょっとしたクイズ的な質問だったので、恐縮して辞退した。

 博物館にも電話で質問したことがある。回答は精緻を極め、えんえんと説明してくれる。まるで質問がくるのを待っていたかのようである。

 みなさん、天文台、博物館、気象台はどんな質問も嫌がらず、いや逆に得たりとばかり教えてくれます。彼らは質問が来るのが嬉しいようです。