私はこのブログで、何回にかわたってギリシャ国民の態度を批判してきた。すなわち、暴動による観光産業への妨害、ゼネストによる生産活動のサボタージュ、緊縮財政反対路線の政党を第一党とさせたことなどである。これらは財政破綻を促進させる行為である。
わが国のマスコミは、こうしたギリシャ国民の「民意」をあまり批判しなかった。「民意」にマスコミは弱い。
ところが、平成24年6月29日(月)(昨日)付けの中日新聞愛知県版一面のコラム「中日春秋」は、やっとギリシャ国民の「民意」を批判した。
曰く「緊縮財政は拒否する。ユーロ圏には残りたい」では、ギリシャ国民は相反する希望を言っているようなものだ、と。さすがにこれ以上、ギリシャの「民意」を擁護しきれなくなったのだろう。
実はフランスの「民意」も同じようなものである。緊縮財政のサルコジさんを大統領の座から引きずり降ろした。わが国のマスコミはまだこれを批判できない。フランスは財政破綻に一歩近づいたのだ。
選挙で選ばれた議員は「民意」を「天の声」と呼ぶ。これは致し方ないが、故福田赳夫首相が「天の声にも、たまには変な声がある」とボヤいたことが思い出される。
いつの時代も、どこの国でも「民意」は愚かである。
わが国のマスコミは、こうしたギリシャ国民の「民意」をあまり批判しなかった。「民意」にマスコミは弱い。
ところが、平成24年6月29日(月)(昨日)付けの中日新聞愛知県版一面のコラム「中日春秋」は、やっとギリシャ国民の「民意」を批判した。
曰く「緊縮財政は拒否する。ユーロ圏には残りたい」では、ギリシャ国民は相反する希望を言っているようなものだ、と。さすがにこれ以上、ギリシャの「民意」を擁護しきれなくなったのだろう。
実はフランスの「民意」も同じようなものである。緊縮財政のサルコジさんを大統領の座から引きずり降ろした。わが国のマスコミはまだこれを批判できない。フランスは財政破綻に一歩近づいたのだ。
選挙で選ばれた議員は「民意」を「天の声」と呼ぶ。これは致し方ないが、故福田赳夫首相が「天の声にも、たまには変な声がある」とボヤいたことが思い出される。
いつの時代も、どこの国でも「民意」は愚かである。