芥川賞作品は面白くないから読まないと半年前に書いた。直木賞作品は面白いものが多い。だから、けっこう読む。小説は暇つぶしだから面白くなくてはいけない。
直木賞作品の中には、すこぶるつきに面白いのと、まあ面白いのがある。ところが、すこぶるつきに面白い作家は、その後が続かないのである。
これは私の趣味が偏っているからだろうか?それとも、超面白い作品を書いた作家は、それで燃え尽きてしまうのだろうか?
大沢在昌さんの「新宿鮫」は、直木賞作品が私にはさして面白くなかったのだが、その後も続いており、大沢さんは人気作家である。
高村薫さんの「マークスの山」という直木賞作品は、つまらなくてついに投げ出してしまった。でも、高村さんも人気作家である。
一方、乃南アサさんは「凍える牙」で直木賞をもらい、作品も精力的に発表し、実に凝った構成で読ませるのだが、その名前を知らない人が多いのではあるまいか。
出久根達郎さんは「佃島ふたり書房」で直木賞をとり、これまたすこぶるつきに面白い作品だったが、もう忘れ去られている。
人の好みはそれぞれと言ってしまえば、それまでだが、面白くなくはないが、超面白くはない(私にとって)作家は、かえって長続きするようである。
直木賞作品の中には、すこぶるつきに面白いのと、まあ面白いのがある。ところが、すこぶるつきに面白い作家は、その後が続かないのである。
これは私の趣味が偏っているからだろうか?それとも、超面白い作品を書いた作家は、それで燃え尽きてしまうのだろうか?
大沢在昌さんの「新宿鮫」は、直木賞作品が私にはさして面白くなかったのだが、その後も続いており、大沢さんは人気作家である。
高村薫さんの「マークスの山」という直木賞作品は、つまらなくてついに投げ出してしまった。でも、高村さんも人気作家である。
一方、乃南アサさんは「凍える牙」で直木賞をもらい、作品も精力的に発表し、実に凝った構成で読ませるのだが、その名前を知らない人が多いのではあるまいか。
出久根達郎さんは「佃島ふたり書房」で直木賞をとり、これまたすこぶるつきに面白い作品だったが、もう忘れ去られている。
人の好みはそれぞれと言ってしまえば、それまでだが、面白くなくはないが、超面白くはない(私にとって)作家は、かえって長続きするようである。