院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

西洋クラシック音楽の長さ

2012-07-27 05:00:41 | 音楽
 子供のころベートーベンの交響曲「運命」をラジオでやっていた。しばらく聴いてみたが、長いので止めて、他に遊びにいった。

 30分ほどして戻ると、なんとまだ「運命」をやっているのである。子供にとって30分は結構長い時間だ。本当に長い曲だと思った。そして、大人はこんなに長い曲を飽きもせず聴けるのだから凄いと思った。

 高校生くらいになって、「運命」を聴いてみた。第二楽章くらいまでは聴けた。それでも長いと思った。

 交響曲や協奏曲は今でも長いと思う。私がわずかに最後まで聴けるのはモーツァルトのクラリネット協奏曲くらいだ。

 あらゆる音楽のジャンルの中で、一曲がもっとも長いのは西洋クラシック音楽ではあるまいか。かといって2時間も3時間もかかる曲はない。クラシックは人間が我慢できる限界まで長いのだろうか?短いと、物足りないのだろうか?

 私がクラシックファンにならなかったのは、主にその長さによるものである。