院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

マスクを外さない保健師

2012-09-02 16:38:48 | 社会
 昔、患者さんの身の回りのことで、担当の女性保健師が私に面会したいと申し込んできた。患者さんのことなので面会を快諾した。

 患者さんの身の回りの問題点は、すぐには解決できそうもないことばかりだったが、私も保健師と一緒になって知恵を絞った。むろん、都合の良い答えは出なかった。

 そのとき、非常に気になったことがある。それは、保健師が初対面の最初から最後までマスクをしていたことだ。こちらからマスクを外してくれというのも憚られたので、とうとう保健師の顔が分からなかった。後味が悪かった。

 そうしたら、しばらくしてまた同じ保健師から同じ問題について面会の希望があった。前回の面会以後、患者さんを巡って保健師が何か行動を起こしたかと訊ねると、なにも行動していないとのことだった。

 何もやっていない保健師と面会だけしても時間の無駄だし、当方も忙しいので二度目の面会は断った。

 だが、面会を断った理由の大きな点はもっと別のところにあった。それは、再び顔が分からない人と話をするのが、気味が悪かったからだ。彼女はまたマスクをしてくるだろう。マスクは強盗の目出し帽と同じである。

 彼女が初対面でマスクさえ外してくれていたら、二度目も断らなかったかもしれない。

大歌手・北島三郎さん

2012-09-02 05:15:37 | 芸能
 北島三郎さんが「なみだ船」でデビューしたのは、私が中学生くらいのことだったろうか?

 ラジオから流れてきた「な~みだの~」という美声と小節に驚嘆した。こんな声は初めて聴いた、そんな感じだった。とにかく迫力があって上手いのである。

 皆そう感じたのだろう、この歌はまたたく間にヒットして、ミリオンセラーとなった。「流し」の歌手の出身と聞いて、重ねて驚いた。

 昔の歌手は、最初からものすごくう上手かったのである。まず、デビューしてそれから修行していくというようなアイドル歌手とはワケが違う。デビュー時から圧倒的に優れていた。

 北島さんは紅白歌合戦のトリを何度も勤めたが、今は若手に譲ってしまった。あの美声も何十年も聴いていると飽きる。

 最近は演歌歌手でも、デビュー時にあっと言わせる人はいない。石川さゆりさんがそうだったが、彼女も古くなってしまった。

 もっとも北島さんの「なみだ船」は、デビュー曲ではなく、デビュー2作目だという。

 蛇足だが「流しの歌手」というのは、私が大学を卒業したてで、先輩に酒場に誘われたときにはまだ存在した。すぐにカラオケが流行して、ギターを一本持った「流しの歌手」は絶滅してしまった。