院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ブロマイド

2012-09-11 00:09:22 | 芸能
 昔はブロマイドがどれだけ売れたかが、そのタレントの人気度を表していた。

 今でもブロマイドは存在するけれども、他にポスターなどの媒体があるから、昔ほど売れないだろう。もっとも雑誌やポスターの写真は印刷で、ブロマイドはナマ写真だから、マニアはブロマイドを欲しがる。東京にはブロマイド専門店がまだある。

 写真を焼き付ける印画紙(モノクロ)に、何種類かがあった。その中で、もっとも感度が低い印画紙は臭素(ブロム)の化合物である臭化銀(シルバー・ブロマイド)を用いていた。この印画紙を写真用語でブロマイドと呼んだ。

 私が写真少年だったころ、ブロマイド印画紙は安いけれども、焼付けに少し時間がかかるので、すぐに使用しなくなった。ブロマイドよりも感光時間が短い印画紙を使うようになった。(名称失念)。

 スターの写真は、だからブロマイドと称して売られるようになった。あるいはプロマイドと呼ばれることもあった。

 高校の親友が部屋に、当時人気絶頂だった天地真理さんのポスターを貼っていた。天地真理さんは、さして美人でもないし歌も下手だった。そんなタレントのポスターが、なぜそんなに有難いのか理解できなかった。

 その親友とは今でもたまに酒食を共にする。