院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「ゴレンジャー」と「仮面ライダー」

2012-09-08 01:11:46 | 芸能
 「5人揃ってゴレンジャー」という台詞を覚えている人は、もうけっこう年配である。

 赤、青、黄、緑、ピンクのヘルメットと衣装のヒーロー、ヒロインたちが悪の「黒十字軍」と戦う子供向け番組である。この番組は「仮面ライダー」の故石森章太郎の発案であるが、石森が思わなかった部分で便利なキャラクターとなった。

 それは、俳優が顔を見せないという点である。つまり、ゴレンジャーはイケメンや美女でなくてもよいのである。

 そのためかどうか、このヘルメットスタイルは全国に広まって数々の亜流を産んだ。各地の遊園地では、いろんな「レンジャー」が子供たちを興奮させた。俳優は美男美女でなくても、バク転のひとつもできれば務まった。

 3人組のレンジャーもある。その場合は赤、青、黄の光の三原色だ。3人でも5人のときと同じように一人だけ女性が含まれている。設定としては男のみより変化があって面白い。

 現在、「ご当地アイドル」ならぬ「ご当地レンジャー」というのがあって、それぞれの地方だけで人気がある。(全国的にはまったく知られていない。)本家のゴレンジャーよりも「ご当地レンジャー」のほうが、ひょっとすると人気があるかもしれない。

 今、全国レベルではゴレンジャーは子供たちにあまり人気がない。むしろ、それ以前の「仮面ライダー」のほうが人気がある。(これも石森章太郎のデザインだ。)仮面ライダーには何種類もあって、仮面ライダーオタクはそれらの区別がつくようである。

 5歳の甥は、今、何代目かの仮面ライダーに夢中である。(彼もいろいろある仮面ライダーの識別ができるようである。)