(ISが流した映像。時事ドットコムより引用。)
わが国では戦前、米英を「鬼畜米英」といった。敗戦後、進駐軍が来るとき、外見も心も鬼のような外人が来るのだと、庶民は本気で恐れた。
敵の気持ちを「理解」していたら戦争はできない。だから敵を、どうしようもないケダモノのように考えるのが、戦争をするときのセオリーである。
いま、世界中の先進国のマスコミがISを極悪非道の狂った集団のように言う。残虐な映像を流したりするから、常識人はみなそう思う。(ISは宣伝が下手なのだ!)そんな極悪非道なだけの集団に、北アフリカや中東の青年が好んで参加するだろうか?
「ISにもワケがある」と言ったのは、NHK国際部の太勇次郎氏である。(太氏は中東取材でボーン・上田賞という報道界の賞を受けている。)彼は少なくとも2回それを言った。「ワケ」の内容はまだ言っていない。あと何年かすれば言うだろう。
※今日、気にとまった短歌
「これ何(なあ)に」のみ連発し好奇心旺盛なりし子いま並のひと (千葉県)一戸光代