(八王子のぽっくり観音、龍泉寺。いいお墓のHPより引用。)
94歳だが頭も足腰もしっかりしたお爺さんがいた。シーズンになると、裏山の山菜取りに出かけるのが楽しみだった。あるときお爺さんが帰ってこない。家人が見に行くと、お爺さんは鎌を握ったまま草むらで亡くなっていた。これほど幸せな死に方はない、と何かで読んだ。(出典は忘れた。)
そのお爺さんに対して、水分が足りなかったから熱中症になったのだとか、高血圧を放置していたからいけなかった、なぞと言う人が必ず出てくる。「センスが悪いなぁ」というのが私の感想である。
(この記事は前回の続きとして読んでいただきたい。)
※今日、気にとまった短歌
あこがれの東京に住み空(くう)に浮く我が家を終のすみかとなせり (荒川区)影山博