(蕪村の俳画「岩くらの狂女恋せよほととぎす」。ウィキペディア「蕪村」より引用。)
私のもうひとりの俳句の師、H氏は現代俳句協会の人で、ホトトギス派とは全然違います。表題の言葉はその先生に教わったものです。
H氏は、俳句には副詞も形容詞も要らない。場合によって動詞も要らないという立場をとっておられます。なるほど、もっともな点があって、芭蕉の次の名句は名詞だけで作られています。
夏草や兵どもが夢のあと 芭蕉
蕪村の有名な俳句・・。
五月雨や大河を前に家二軒 蕪村
にも副詞形容詞のみならず動詞も使われていません。
確かに名句と言われている俳句には名詞だけでできているものがあります。今後、俳句を見かけたら、ちょっと注意してみてくさだい。(反対に副詞が使われている俳句は安っぽく見えます。)
※今日、気にとまった短歌
なつやすみさいたかずだけいろをぬるワクワクしたよあさがおにっき (学研庄小学校)間野竜五