車で1時間ほどの所に住んでいる娘から電話で、家のブレーカーが落ちてしまうとのこと。ブレーカーはメインと分岐が3個+漏電ブレーカーとのこと。まずメイン以外のブレーカーを全て落として、メインが入るか確認してもらうと、入るとのこと。次に分岐のブレーカーを1個づつ入れてもらうことに。そうするとキッチン部分のブレーカーを入れるとメインが落ちることが判った。次にキッチンで使用しているコンセントに刺さっているもの(テーブルタップ)を抜いてもらったら、ブレーカーは落ちないとのこと。テーブルタップに接続されている機器を外しても、テーブルタップだけでブレーカーが落ち、原因が判った。これで、わざわざ行かないでトラブルシュート出来た。多分、プラグかコンセント内部で力がかかり、線がショートしているのだろう。この様に、消去法が有効である。
再入院となったアンパンマンわくわくクレーンゲームだが、いくら調整(ギアおよびチェーンの巻き取り長さ)しても、その都度動作が異なり、うまく行かない。6時間もからかったろうか、諦めかけて電池の交換(単2×3本)をしたら正常動作した。豆電球で調べたらやはり消耗していたが、モーターの動きがちょっと遅い位で考えつかなかった。おもちゃドクターの鉄則を忘れて、無駄な時間をかけてしまった。このゲームは電池の容量が減って来ると動作がおかしくなるのが判った。また、ギアの位置やチェーンの巻き取り長さには関係無く、自動的に戻るみたいです。
あと、吊り上げるボールの中に、何も入っていないと、半球が透明なので、落ちた角度によっては、センサーが光学式の為、光が通過してボールが落ちたことを感知せず、ヤッター!のアナウンスがされず、クレーンが落とし穴まで下がってしまうので、故障だと思わない様に。・・・これに気が付くまで時間がかかりましたが。
おもちゃ病院でお世話になっている県西生涯学習センターに用事で伺ったとき、壊れているゲームおもちゃが2台あるとのこと。早速見せてもらうと何とか直りそうなので引き取って来た。
エポック社の「ぶっかけっこゲーム」(1994年製)といってバケツを振り回し発泡プラスチックの粒を相手の口に入れ、重さで倒れるというもの。もう1台もエポック社の「フルオート野球盤PRO」(1997年製)これは、言わずと知れたゲームである。
あと別件だが、私が講師を務める「楽しい電子工作教室」の応募が締め切られ、予定の20名に対し丁度集まり決定した。まずは予定の人数が集まり一安心である。
まず「ぶっかけっこゲーム」だが、片側のバケツが振り回すたびに停止位置が変わってしまう。分解してみると、バケツを振り回す動力を伝えるギアの歯が1枚欠けていた。これは、プラリペアしかないと判断。しかし、自分で使用するのは初めてである。調合、接合して5分間待つ。固まったところで歯の形にカッターで加工、これも慣れれば最初から歯の形に少しずつ、くっつけて行くようにすれば楽だろう。 組み合わせてみたら見事動いた。
次に「フルオート野球盤PRO」を分解、ボールの鋼球をマウンドにセットするためのクサビがスムーズに作動しないので、グリスを塗布したが変わらない。どうもレバーを引いたときクサビを動かしているレバーを引いているバネが弱そうである。そこで、今より遠い位置に木ねじ用の穴を開け、フック用の木ねじをねじ込みバネを引っ掛けてみた。見事正常に動作した。
両ゲームとも、可動部には全てセラミックグリスを念のため塗布した。