トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

プリコン改造完了

2007-05-04 15:50:46 | アマチュア無線

Img_0002 Img_0003 Img_0004前回のブログでプリコンの28MHz用水晶が壊れているみたいと書いたが、今日、これの代わりとして可変周波数オシレータ(LTC1799モジュール)を使って改造してみた。
この写真は娘が買ったばかりの最新型Canon IXY DIGTAL10で撮って見ました。愛用のEOS Kiss DIGTALより写りが良いかも。

ユニバーサル基板に整流・平滑回路(ヒーター電圧AC6.3Vを利用)、3端子レギュレーター、発振モジュール、周波数調整用多回転半固定ボリューム3個を載せ、水晶の切り替えスイッチ部を利用し、このボリュームを切り替えるようにした。まず発振を確認、ボリュームを廻し周波数カウンタを使って周波数調整する。モジュールの出力には2SC1815のバッファをかませ、コレクタに既存の同調回路を接続し調整、この際、どういう訳か21MHzと28MHz帯の同調が合わせられないので、同調コンデンサを変更し、調整した。コンバータ回路だが、これは6BL8という3極+5極管を使用しており、3極部で発振を行い、この出力を5極部の第1グリッドに信号と共に入力するようになっている。しかし、この結合コンデンサが付いていない。隣のピン同士なのでストレーCで結合しているのだろうか、そう思って、ビニール線を2本よじって可変コンデンサ代わりとする。これで受信出来るか、先日製作した灰皿発振器から信号を入力する。それらしく受信出来たが信号が弱い。30PFのセラミックトリマが手持ちにあったので。これに変更し、最適値を見つけ出す。基板は同調コイルのあるスペースにはめ込み接着剤で固定。無事完了!

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ラジコンの電波について

2007-05-04 08:16:45 | おもちゃ病院

Kc280042_1 Kc280043_1 ラジコンの修理を預かるが、受信機が正しく動作するか確認するのに、送信機がどのように電波を出しているのか気になって、駄目もとでメーカーに問い合わせてみたが、やはり企業秘密で教えられないとのこと。公的な規格もネット上で探したが見つからなかった。そこで手元にある送信機の出力をオシロスコープで確認したら、搬送波ON/OFFのパルス幅を変化させて制御させているようで、各ラジコンで多分異なるので受信機チェッカーは諦めた。昔のラジコンはアナログ変調が多かったのだが、今はデジタルの方がプログラムだけで回路構成出来、安価に出来るからだろう。

たまさんからコメントがありましたので、報告します。オシロでの測定はプローブを直接アンテナに接続し行っています。20ms周期で繰り返し送っており、個々の波形は0.8ms間隔でこの幅が2種類(短/長)あり、ラジコンを操作することによりある部分が長短切り替わります。従ってこの波形をPIC等でプログラミングすれば、受信機のチェッカーが出来そうです。写真の波形を見ていただければ想像つくと思います。オシロはアナログ100MHzのものです。(元値は高そうですが廃却品を3000円で入手しました)

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私はクレーマー?

2007-05-04 07:56:36 | うんちく・小ネタ

先日、ある製薬会社から、交換用の品物が宅急便で届けられ、不良品を持っていってもらった。これを見ていた、かみさんからクレーマー(しょっちゅうクレームをつけている人)だねと言われてしまいました。確かに、平均すると2ヶ月に1回位ネットのメーカーお客様相談室にクレームをつけているだろうか。薬品といっても容器の不良が多く、この前は電子ポットが加熱してプラスチックがこげて溶けた故障があり、メーカーからは製造上の固有な組み立てミスであることがレポート3枚で報告書が来ました。外れくじをひきやすいのかなとも思うのですが、設計をやっていて、顧客のクレームから、被害が広がらなくて済んだ経験があるので、クレームはどんどん連絡すべきだと私は考えている。おもちゃの修理でも、絶対、メーカーの設計・製造不良と判断出来るものは報告するようにしているが、ほとんどが中国製で対応は難しい様である。
しかし、利益目的や中傷では絶対しないことにしている。

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