先日のブログで、「アンパンマンわくわくクレーンゲーム」修理について、電池の消耗によるものであることを書いたが、実際、どの電圧でどのような症状になるのか気になったので、可変定電圧電源を電池代わり(単2×3本=4.5V)に、電池ホルダーの端子部分に、みのむしクリップで接続した。最初、クレーンがどういう訳か下がらなくなったので分解したら、クレーン上下用のモーター配線が切れていた。余長が少ないので、度重なる分解組立てで切れたのだろう、組立時は再チェックを実施しないと、後から発生する恐れがあるので要注意!
結果3.3V以上だったら正常動作、これ未満だとクレーンが下まで下りないという現象になる。更に電圧を2.2Vまで下げると誤動作(スイッチを押すと、いきなり「おめでとう」のアナウンスが鳴ったり)するという結果になり、症状が裏付け出来た。実際の電池の場合には負荷変動でさらに現象が複雑になると思われる。ということで、こんな症状があったら電池を疑って見てください。
あと、吊り上げるボールの中に、何も入っていないと、半球が透明なので、落ちた角度によっては、センサーが光学式の為、光が通過してボールが落ちたことを感知せず、ヤッター!のアナウンスがされず、クレーンが落とし穴まで下がってしまうので、故障だと思わない様に。
消費電流の実測値を参考まで書いておきます。
電源オンしてクレーンが動作する前の電流:210mA
クレーンが左右に移動で330mA(前後も同じ値)
クレーン上下で330~370mA
ボール落下検出時410mA