電池を入れた時点でメロディーが鳴り出し、止まらなくなるという。分解してみることに、まずハンドルを外すのだが、中のロックを内側にへこめても外れない。しょうがないので廻して見ると外れた。見るとゴム系接着剤で接着されていた。一度折れて、手直ししたのだろう。おもちゃの修理で困るのは、素人の修理(特に接着)である。予測がつかない。次に透明のカバーを外し、メリーゴーランド部分のネジを外す。
鳴りっ放しの原因は、メリーゴーランドが1周すると、裏側にある円周のへこみを検出してOFFするスイッチが有るのだが、メリーゴーランドが途中で止まったままになっている為、ONのままで、モーターは回らないものの、メロディー回路は正常なのでこの様な現象になる。回転させているギアボックスを外して、単体だと回るのだが手で簡単に止まってしまう。モーター単体でもシャフトを掴んでみるとトルクが弱い。RE260と同一のため、購入して交換したら、力強く回転した。尚、最初ブラシ間に入っている0.1μFのセラコンを付けないでやって見たら、ノイズでメロディーが変になった。元通りセラコンを付けて解決。駄目なモーターを分解してブラシ部を清掃、接点グリスを付けて見たのだが駄目なので部品取りに廻すことに。ギアボックスを戻し回転させて見たが、RE260の回転が速すぎるのか、凹み部分をオーバーランしてしまい、瞬断にしかならず、永遠に回りつづける。凹みの長さをニッパーで切って長くする。それでもオーバーラン、これ以上長くするわけには行かないので、スイッチを平座金で浮かしてみたらうまく1周で止まる様になった。組み上げることに、ハンドルは今のままにしておこう。以上、修理完了!