トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

SLシュッポくんでGO!修理

2008-05-23 20:26:17 | おもちゃ病院

Img_4477_r Img_4481_r Img_4479_rImg_4478_r_2地元の茨城県下館駅と栃木県茂木駅間で毎週土日1往復運転しているSL(C-11)をモデルにしたグッズで「SLシュッポくんでGO!」というのが有り(というか修理を依頼されて初めてその存在を知ったが)今回、機関車と客車間の糸が伸びっぱなしで走らないと修理依頼があった。

簡単に直ると思われたのだが、ぜんまい仕掛けが双方に有り、この動きが理解出来ない。先輩ドクターにも聞いて見たが、見たことも無いとのこと。販売元に聞いてみたらとのアドバイスをもらい、問い合わせてみた。そうすると説明書等動きを説明したものは何も無いとのことでしたので、どういう動きをするのか聞いてみた。答えてくれたのは本物のSLの乗務員をしている方でした。うらやましい!

機関車と客車を離す様に引っ張り、手を離すとお互い近づいて行き、連結(くっついて更に巻き上げる状態)すると、少しして走り出すということでした。

糸の結び目とプラスチックワッシャの入れ場所や、お互いの糸巻きプーリーの捲き方を思考錯誤しながら、無事走り出した。

いやー!なかなか面白い動きをするもので、考案した人は大したものである。口ではどう直したか説明出来ないので組み上げた写真を載せる。もしも修理を依頼されたら、これを参考にして下さい。

暇とお金?がある方は、実際来て見て、本物のSLに乗ってみては(地元なのに、未だに乗っていない私です)。真岡鐵道ホームページ

omojityanコメント有難うございます。

大きさはプラレールと同等です。原理を説明してなくて申し訳有りません。機関車側は客車を引き寄せる為のぜんまいで、客車側は車輪に動力を伝えて走るためのぜんまいです。平行に張られているお互いの片側づつが、各々の巻上げ用になっています。これを反対側の糸でストッパー(構造は違いますが)を動作(密着したときに更に巻き上げるので、内部のストッパーが引っ張られる)させてロックを外すというものです。言うと簡単ですが、なかなか巧妙な仕組みです。

コメント (5)
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