ブログ仲間で、同市に住むの「遊工房」さんから、ステレオでパソコンに音声を取り込みたいとの要望でマイクアンプを作ってみた。
何度も解説しているが、パソコンのマイク入力はモノラルなので、ステレオ録音するには、LINE入力を使用する必要が有る。
先のブログでも紹介した2SC1815-1石アンプだとLINE入力レベルに対して出力レベルが不足するので、低電圧動作パワーアンプ用IC(NJM2073)で更に増幅させることにした。既存の基板が有ったので、組み合わせによるレベル確認はOKだった。ところが、一緒の基板に組み上げると、高い周波数やら低い周波数など、入出力条件およびボリュームの位置で発振している。コンデンサのみでは止まらず、最終的にはアースと電源線をヘッドアンプとパワーアンプ部で分離、夫々に電解コン1000μF/10Vを入れ、電源入力から個別に引っ張ることで発振が止まった。
このようなICは外付け部品が少なくて済むのだが、ゲインが高く(40dB以上)ユニバーサル基板で製作するには、電源の接続方法によって原因不明の発振が起き易いので、小信号部とパワーアンプ部の電源/アースは必ず分離する必要がある(単一ICで、アースが個別にあるものは必ず分離しよう)。
モニターしてみると、3Vでは規定レベルで歪が出るので6Vで使用することにした。
パソコンのサウンドカードアプリ画面でも、正常に振れていることを確認。
容器は100円ショップで2個105円のタッパーを使用、素人工作で汚いが、丁度納まった。