おもちゃ病院で先月入院した、「あいうえおボード」だが、1ヶ月近く悪戦苦闘している。ある程度で諦めて断っても良かったのだが、何とか直してみようと、持ち前?の助平根性が出てしまい、抜けられなくなってしまった。
第一段階:コンダクティブペンにて、パターンの上をなぞったものの、折り曲げたりするのでその上にテープを貼り付けたものの使い物にならず。
第二段階:パターン部分をΦ0.3mm錫メッキ線にて張り、接続部分にコンダクティブペンを塗布、この上からテープ(荷造り用の薄い透明テープ)を貼り付けたが、やはり接触の信頼性が良く無い。
第三段階:導電性銅箔粘着テープとカプトン粘着テープをモノタロウから購入し、テープ部分はカプトンテープに貼り替え。接続部分は、基板との接触カードエッジ状のパターンを銅箔テープを1mm幅に切り、パターンの上から貼り付け、錫メッキ線とははんだ付けする。この際、熱によるシートキー材質が溶けない様銅箔部分の下のカプトンテープを貼る。シートスイッチとの接続部分は銅箔テープで接続する。
これで、本体に組み込んだが、蓋を閉めると動作しなくなる。このスイッチの性かと何度も確認したが判らない。原因は電池ボックスから基板にはんだ付けしている部分が切れかかっていたのであるが、ゴム系接着剤で固定されていたため、切断に気づかなかった。
個別の接続はOKになったが、まだ、誤動作(押して無いキーの音声が出たりする)するので、CADで設計し、OHPシートにプリントしたセパレータをシートキー間に入れようとしている。角窓をくり抜く作業が、これまた大変である。「sheetkey-separator.pdf」をダウンロード
また、蓋閉めを検出するスイッチが接触不良になっているので、手持ちマイクロスイッチを使用することで、取り付けを思案中です。
昔、パターン設計していた頃は1mm幅の導電性テープが市販されていたので、実際、対応したことが有り、それを思い出しての再現である。
根気のいる作業であり、はたから見れば、金にならない仕事に、「バカじゃ無いの」と思われそうである。実際、修理バカだからこそ出来るのだが。