先日入院となった、ラジコンカーの修理に取り掛かった。先に報告したとおりアンテナを接近させないと動作しないという症状。
送信機はオシロで波形観測すると、出力高周波電圧は正常に出ている(アンテナ直接続でP-P=2V有る)ので、受信機側と断定し、入力同調用のコアを廻したが改善はされず。RF増幅用のトランジスタを交換してみることにする。
使用していたのは2SC380TM-Oで、取り外してhfe(直流電流増幅率)をテスターで測定すると、値が0(ゼロ)、不良と判定。
このトランジスタ、国産品は製造中止で有るが、今でも一般的なトランジスタらしく、サトー電気で安価に32円(10個で126円)、セカンドソースの韓国製KTC380は更に安い21円(10個で84円)入手可能である。
それはそれとして、手持ちでRFに使えそうなトランジスタ「2SC945.pdf」をダウンロードに交換してみると、2~3m位までは動作したが、これでは実用にならない(写真はこの時点のものです)。この後も、2種類試すが同程度。
最後に、データシート上は低周波増幅用/AM 増幅用となっている「2SC2458.pdf」をダウンロードに交換すると、これは具合がいい。共立エレショップから2SC2458-Yが31円で購入出来る。
トランジション周波数(fT)は最小で80MHzなので、27MHzでは問題無さそうだ。ちなみに2SC380は最小で100MHzになっている。hfeが高いのと、特性が近いのも幸いしている様だ。
隣の部屋から送信(5m以上)しても動作したので、これに決定。受信同調コイルを一番距離の延びるところに調整し(これが結構、クリチカルである)コアが動かない様にゴム系接着剤で固定する。
まずは、簡単に解決出来て良かった。
私は、未だにタバコを吸った経験は無く、吸いたいとも思わないのだが、今日、会社の従業員の方が、煙が出ないんだけどと、タバコらしきものを持って来た。
確かに、吸うと(私では無く、依頼者)正常動作している物は、先端の火に見せかけた赤色LEDが吸う強さによって明るさが変化し、吸い込んだ物質により口の中からは、煙らしきものが出て来るが、不具合品はLEDが点くものの、煙が出ない。
タバコとセットになったハコ型の充電器にタバコを挿し込んで充電するらしい。ウィキペディアで検索すると
原理は、吸うと気流センサーが作動して、希釈液が霧状になって、これを口の中から吐き出すと、煙の様に見える(実際は水蒸気の様なもの)のだそうだ。
害が無いかというと、ニコチンの入って物も有るらしいので問題はある。
不具合(煙が出ない)原因は、カートリッジが霧化器から離れていた為の様だ。
喫煙は断固反対だが、電子工作の分解対象としては面白そうなので、取り上げて見た。
これが(あくまでニコチン無し)普及して、受動喫煙の害が無くなるのを考えると賛成だが。
禁煙出来る精神力が基本と思う。という私も大の酒好きであるが、やめようと思えば出来るものである(やめだせば半年は禁酒OKです)。
詳しく知りたい方は「電子タバコ」で検索すると、ウィキペディアに載っている。