トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

ECMの電源をPTT接点から横取り

2010-06-05 20:17:47 | アマチュア無線

アマチュア無線のHF機として年代物のFT-101ZSを現役で使用しており、ダイナミックマイクで運用しているが、安価で高感度のECM(エレクトレットコンデンサマイク)だと、どんな音声になるか興味が有った(が電源が必要)ので検討した。
先日購入した安価なTS-660用互換マイクがECMだったのがヒントとなった。

(8Pマイクコネクタのトランシーバーでは電源端子が出ているのでECMが電池無しで使える)

だが、電池を使うのでは脳が無い(これは製作実績が有る)ので、本機側からの電源を盗もうというものだ。
Ecmimg_2マイクコネクタに電源としては出ていないが、PTTスイッチでRELを駆動しているので、動作しない程度の電流を流しておけば、電圧が発生する。
これをシャントレギュレータ(TL431)で定電圧し電気ニ重層コンデンサ(0.22F/3.5V:秋月で10個300円)に充電しておけば、PTTがON(送信)時に0Vになっても、この充電電圧から供給出来るだろうという魂胆だ。
ECMは0.5mA程度の消費電流なので、長時間話さなければ持つだろう。

Img_7657_r_2Img_7658_r_2Img_7659_r_2以前改造したパソコン用ECMスタンドマイク(電池駆動)を元に戻し、本回路の基板を作成。

うまく動作したが、初期充電に時間が掛かる。R1に2.2kΩを使っているが、リレーの直流抵抗が予想より少なく、これの電圧降下が2V程度なので、もっと小さな値にすれば改善出来るだろう。

充電時間/電圧測定

0.5分 1.0V

1.0分 1.5V

1.5分 1.8V

2.0分 2.0V

2.5分 2.5V

1.1kΩにすると1分15秒で2.5Vに達した。(抵抗値比と時間比が一致)

この前に470Ωにしたら30秒程度で2.5Vに達したがPTTをONしたらOFFにしてもRELがONのままになってしまった。RELの特徴として保持電圧が低いからだ。

ローカルOMにモニターしてもらいたかったのだが近距離はスキップして、届かない様だ。

昨日から21MHzのコンデションが良い(Eスポが出ている様だ)ので、ぶっつけ本番で悪いのだが、早速このマイクで運用してみた。さすがにダイナミックマイクより感度が大きい。

レポートは確認出来なかったが、ちゃんと聞き取れてはいる様だ。初QSOは、なんとインドネシアの局だった。

秋月で購入したシリコンマイクも0.35mA/DC1.5~5.5V動作なので,これでも試そうと思っている。

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モーター雑音検出でリモートON

2010-06-05 14:00:56 | おもちゃ病院

Motercont_2電子工作サークルの新メンバーから相談が有り、回路を考えて製作してもらったが、動作しないということで、回路の自信も無かったので、確認のため製作してみた。

メインのモーターをONしたとき、サブのモーターをONしたいのだが、電源線だけでコントロールしたいというもので、電源線は常時ONとなっている。

思いついたのは、DCブラシモーターなので、回転による雑音が電源線に乗るので、これを検出してONさせようという仕組みだ。雑音成分のみを増幅してタイマーIC(LMC555)をトリガーして、連続ONとするものだ。

Img_7653_rImg_7654_rコントロールさせるモーターの雑音を拾うとループしてOFFしなくなるので、LCフィルタを付ける。

定数をいろいろと変えて、仕組み通り動作する様になった。

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