いま、注目のLED電球だが、いくら環境にエコでも財布にはエコで無いので、貧乏人の私には買う勇気が無い。
でも、その中で、秋月より700円で販売されている「電球型LEDランプ」があったので4個購入した。
電球型といっても、下側にしか灯りが出ないので、用途は限られる。我が家では階段吹き抜けのダウンライトに使用している。
その中の1個が「チカチカするけど何故」と女房から言われ、見るとやはりチカチカしていた。多分、保証は利かないだろうし、700円と安いのでダメ元で分解してみた。
ステアタイトと放熱のアルミ部分は接着されており外れないので、割って分解した(分解して見て、やはり、これしか方法が無かった)。
内部には小型のAC/DCコンバータが入っており、樹脂でくっついていたので、剥がして取り外す。
1WLEDらしきものが5個円周上に並んでおり、電圧を掛けて見ると、3.7V程度で点灯する。
以前聞いた話では、LED電球は1WのLED素子を複数個(ワット数により変わる)直列に接続してあるとのことだったが、これは並列に接続してあると判断出来る。(最近では、更に高出力のLED1個で出来ているのも有るらしい)
基板を見ると、チップコンデンサらしきものが壊れかけていたので、いろんな値のコンデンサに交換してみたがダメで、やっているうちに完全に電圧が出なくなってしまった。(後日データーシートを見ると1KVの耐圧が必要の様だ)
ICにはTNY266PNと言うのが使用されており、データーシートにも参考回路が載っており、部品構成から、どうやら同じ回路で作られている様だ。「TNY268P.pdf」をダウンロード
半導体部品を色々と交換してみたが変わらず、そうしているうちに最初のチカチカモードに戻ったが時間が経つとLEDが消える。このときICを押すと変化するので、どうやらICが壊れかけている様だ。ということでイーエレさんにリクエストしたところ9月注文で入手してくれるとのこと。
このICとトランスが有れば、今まで壊れてそのままになっていたACアダプタを改造して復活出来そうだ。
仕方が無いので、手持ちの秋月製ACアダプタ(5V/2A)をLEDに直接接続してみる。
明るく点灯したが容量オーバーらしく4.2V/2.4Aを示した。その内に、このACアダプタも壊れてしまって、分解してフューズ交換したがダメだった(基板ごと黒い樹脂で固めて有り、その他の部品は見えず、修理不能)。私にとっては大きな失費となった。
ということで、今度は壊しても痛くない携帯電話の充電器を使って接続した。これも容量オーバーとなるが3.3V/650mAで点灯している。
この組み合わせで、照明スタンドでも作ろうか。