トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

電子工作サークル(第82回)

2011-03-06 21:21:46 | 電子工作

前回見学に来た小学5年生が正式に参加となった。
PIC温度計を製作することにしていたが、いきなりユニバーサル基板だと大変なので、既製の基板を使用した「光電話」を製作することにした。
指導は吉本先生にお願いした。
30分位で完成。すでに動作済みの1台と対向にして動作確認を行ったが1発動作となった。
セットで持ちかえってもらって、お父さんと「もしもしごっこ」を楽しんでもらうことにした。
動作原理をホワイトボードで解りやすく説明した。
もう1つ、自分で作ったという「金属探知機」が動作しないというので、調査開始。回路はネットに有ったというものらしいが、手元に無かったので、取り敢えずオシロで観測することにした。
トランジスタを3個使用している。
発振波形はちゃんと出ていたが可聴周波数より高い為、聞こえなかったものだ。可変抵抗を回すと聞こえる範囲まで下がって来るが9KHz程度となるので、金属を近づけてもその違いは判断しにくい。(単純なLC発振回路+スピーカ駆動らしい)
そこで、同調のCらしいものに1.5uFをパラにいれると4kHz程度まで下がり、金属有無の差も確認出来る様なのでこれで持ちかえってもらった。次回、回路図を見ながらさらに改良することにする。

インダクタンスの値を計測可能な簡易テスター
ネットにあった記事を見て、製作してみたいということで、製作してみた。
簡単な回路なのですぐに製作完了。
インダクタをいろいろと変えて見て出力波形をポータブルオシロで見てみる。
やはり解説にある
測定可能なインダクタンスの上限値はない。ただし、インダクタのESR(equivalent series
resistance:等価直列抵抗)が70Ωを超えるくらいになると、発振動作が停止してバイステーブル動作になるので計測不能となる。

のとおり、手持ちのコイルでは10mH以上になると測定不能だった。
以前製作したPIC-LCメーターで測定した値と比べると計算で20~30%程度大きく出る。
目安には使えそうだ。

照度計
エレキジャックに電池チェッカーのメーターを使用した記事が有ったので実験してみた。
使用したのはseliaで購入した、挟むタイプのもの。
フォトダイオードにはNJL7502L(秋月で2個100円)とICタイプのS9648-100(1個120円)の二種類。
室内の明るさだけでは、どちらも殆どメーターが振れないのでメーターの特性を見てみた。
約1Vで500Ω程度だった(2mA)。
S9648-100がNJL7502Lの10倍程度感度は良いのだが、このままでは動作電流(電圧)が低いのでOP-AMPを入れて次回再度実験することにした。

半田鏝不良
小学5年生がダイソーで400円で売られていた30Wの半田鏝を使用して使えていたのだが、私が使おうとしてコンセントに差し込んだが温まらない。テスターで見てみると導通が無いので分解することにしたが、これがなかなか外れない。無理やり外そうとしたら固定しているモールドが弱く、割れてしまった。テスターで導通を見るとヒーターが切れた様だ。ヒーターの筒も錆が発生していた。
やはり、値段相応の作りになっている様だ。悪いがメーカー品を購入し直すことをお願いした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする