災害対策や、電波が届かず聞こえにくい都市部への対策を目的として、FM放送がまた見直されて来ている。
アナログ放送マニアとしては嬉しいところである。
従来アナログテレビのCH1~3(V-Low:90~108MHz)で使用していた周波数を活用する。
いち早く、IBS茨城放送では、FM補完中継局として94.6MHzで放送が始まった。
中継局はNHK-FM(83.2MHz)と同じ加波山から1kwで送信されている。
FM専用のチューナーでは90MHzまでしか受信出来ないが、先頃紹介したONKYO製T-422Mで試したところ108MHzまで受信出来る仕様になっていたので、94.6MHzでばっちり受信出来た。
ラジカセやトランジスタラジオでも、アナログテレビ1CH~3CHも受信出来るものはOkだ。
aitendoで販売されているDSPラジオも、108MHzまで対応しているのが多い。
在京AM局も2015/9より試験放送開始、来春には本放送が開始される。
TBS放送 90.5MHz
文化放送 91.6MHz
ニッポン放送 93.0MHz
だが、心配は中国本土のFM放送局が87~108MHz、韓国が88~108MHzとなっており、Eスポ等が発生するとガンガンこの帯域に聞こえて来て混信を起こすかもしれないということ。
実際、先日は中国本土の局がたくさん聞こえてきた。
AM放送は外交的な政策から、放送停止にはしない様だ。理由としては、放送を停止すると、中国や韓国で、その周波数を使いだすということらしい。
これとは別だが、InterFMが6/30より89.7MHzで放送されており、10/1にはInterFM897という局名になる。
これだと、一般のFMチューナーで受信可能でYAMAHA製CT-800で受信してみた。
従来の76.1MHzに比べるとシグナルレベルが強くなっている。
同じ東京タワーからだが、アンテナの高さを上げた様だ。