トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

エブリィワゴン・パワーウィンド不動作原因判明(ブラシ摩耗)

2015-08-24 14:13:34 | 車修理

 今日、午前中時間が出来たので、中断していたパワーウィンド不動作の原因調査を再開した。
ドア内貼りを外すのにロックハンドルを外さなければならないが、交流のある修理工場の社長さんに聞いてみたら教えてくれた。
ハンドルと内貼りの隙間にウエスを差し込み、左右に引くことで、内部のロックピンがこじられて外れるというもの。
なかなか外れなかったが、何回か繰り返すうちに外れてくれた。但し、ピンがどこかに飛ばされて紛失するおそれが有るので注意のこと。(私も、飛ばしてしまい、見つけるのに大変だった)
ネットでは、先端を引っ掛け形状にした針金で引き抜く方法も紹介されている。
内貼りは、はめ込み式なので、薄い板を間に差し込んで広げることで外せる。
更に内側にはビニールが粘着剤で貼り付けてあるので剥がす。
モーター部分はドア内側の袋ナット3個を外して引き出す。スペースが無いので、方向を考えながらやっと取り出した。
モーター配線は直付けかと思ったが、接続コネクタがドア内部にあり、圧入されているので、外側からモールド(白色)をすぼめて外す。
コネクタで電圧を測定すると、ちゃんと+-12Vが切り替わる。
試しに、前述の社長さんに以前送っていただいた中古のモーターが3個有ったので、それを接続(コネクタ形状は同一)すると、ちゃんと回転するので、やはりモーターが怪しい。

モーター・ギアユニットごと交換しようとしたら、ワイヤーを回している機構部分との接続形状が異なるので、出来ない。
モーターケースの固定ねじ3本を外すとローターが現れる。ねじのナットはモールドに差し込まれているだけで外れるので、取り外しておく。
動作するモーターと比較するとブラシの長さが違う。大分、摩耗している様だ。

交換しようとしたが、エブリィワゴンのは、ブラシ接続の銅網が電極に直接溶接してあるのに対し、中古品のは差し込み端子式になっている。
溶接部分も端子形状が一緒の様なので、銅網を切断し平らに仕上げたところ、差し込み端子が入った。
これで、組み上げると、問題無く動作した。
開閉頻度の少ない窓なのだが、摩耗が原因だったのが疑問なところではあるが。

窓の上端、下端で止まる仕組みは、特別スイッチが有る訳では無く、ネットで検索すると、どうやらモーター負荷増加による電流増加を検出してOFFしている様だ。
だから、途中で何かが挟まってしまった場合にも停止する仕組みだ。
電子工作好きとしては、また新たな原理が発見出来た。

コメント
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